(2)消失点の位置
 先の図14で消失点の位置(距離)を求めるために、上から直方体を見た下図15で説明します。
 

 分かり易いように直視方向に直方体A,B面の角がある場合を考えます。 この場合その角の部分
 がゼロ点になります。そして消失点aは図12から分かる様に視点からA面と平行な線上にあり、また
 図14から直視方向と垂直な線上にあるので、その交点となります。
 消失点bも同様にして求められます。

 この結果、視点からゼロ点までの距離をX、A面の直視方向からの傾き角度をα、
 B面の同傾きβとすると、幾何学的な計算からゼロ点と消失点までの距離a(A面)、b(B面)は
    a= x tan α 、 b= x tan β  となります。
 具体的に角度や視点までの距離が変わると透視図はどのように変わるか示します。
    
       

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