サトイモ科の多年草。林の中や、落ち葉など腐食質の多いところに生えるようだ。仏炎包の色は、
淡緑色から黒紫色まであって、縦に白い筋が通っている。茎のまだら模様は、名前のように
マムシを連想させる。雌雄異株。雌株は丸い液果を卵状につけ、秋に赤く熟す。
『野草図鑑』(保育社)によると、マムシグサの仲間は日本中に2、30種あるといわれ、
学者によって見解が違い、分類が難しい、という。写真は、2003年4月9日、愛知県春日井市の
内々神社境内で写す。
(2003年4月16日作成)
■巨大なマムシグサ