樹木                        猷々自的

那智大社の神木・タブノキ

 青岸渡寺本堂のわきに生える巨木である。簡単な説明板がある。それによると、和歌山県指定の 天然記念物で、樹齢700年。通称はイヌグス。もともとは那智大社の神木だった、といえよう。

 植物図鑑によると、暖地の沿海地の林に多いクスノキ科の常緑高木。樹高は30メートルほどになる、という。

 『古典の植物を探る』(細見末雄)によると、「霊(たま)の木」からきた名といわれ、『樹種名方言集』に、 三重・和歌山ではタマノキと称している、とある。

 山陰・北陸の海岸沿いの神社の森には、きわめて大木が多い、という。 【写真は青岸渡寺本堂脇にあるタブノキの大木】


©2002-2005 Yuusuke Niinomi

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