カウキャッチャー(C.C.)
提供スポンサーがついている番組で、提供クレジットの前に入るCMの事。
確定
各放送局では、放送の運行をコンピューターで制御している、そのコンピューターの時間制御によって、
自動的にCM等を出す事を確定と呼ぶ。またその時間は「確定時間」や「確定タイム」と呼ぶ。確定で
CM等に入る場合は、あらかじめ設定した時間にスタジオの音声は遮断されるので注意が必要。
カット・アウト(C.O.)
音楽などが残響なく終わる事。音楽を刃物でカットしたように終わるのでこのように呼ばれる。
カット・フェード(C.F.)
音楽などが、エコー成分や残響を残して完結している事。
カフ
マイクのスイッチの事。喋る時には当然カフをオンにする。ただしオンにする事を「カフを上げる」、オフにする事を「カフを下げる」と表現する場合もあるの
で注意が必要。
元来は常時オンで、咳をする時など、一時的にマイク音声をカットしたい時にだけオフにするもの。英語で咳を表すcough。
ガリ
@フェーダーなどを操作した時に出るノイズの事。フェーダーやボリュームの内部に錆が発生した時や、汚れが付着した時に起きる。「ガリッ」っと聞こえる事
からこう呼ばれる。ひどい場合には音が途切れる場合もある。
ワンマンスタジオでは、卓の前で喋るために、ワンマンDJの唾液でガリが出やすい。
A一般的にすし屋の酢漬け生姜の事、放送にはあまり関係ない
完パケ(かんぱけ)
完全パッケージの略。録音番組やコーナーで、あとでCMやコメントを付け加えなくても放送できる状態に仕上がっているものの事。
逆算
通常は番組を作る場合、番組の終了時間からそれぞれの所要時間をマイナスして、全体の時間配分を決める。この作業を逆算と呼ぶ。
キュー
ディレクターからDJへの喋り始めの合図の事。「キューを出す」とか、手を振るような動作をする事から、「キューを振る」とも言われる。また隠語として
ディレクターの事を「キュー振り」と呼んだり、ディレクターをやってる事を、「キュー振ってる」と言ったりもする。
キューコメント
次の進行に移るためのきっかけとなる言葉。番組を緻密に作る場合は、DJとスタッフの間であらかじめ決めておく事もある。
キューシート
番組を作るうえでの進行表。曲のタイトルや演奏者名、時間などが記入されている。本番中は出演者、スタッフがこれを見ながら進行する。
クール
放送期間の単位、1クールは3ヶ月。
クレジット
録音番組やCMなどの素材の前に、その作品の名前や放送日等を録音する事。複数の出演者がいる場合は、最も格下の者がクレジットを読むのが習わしになって
いる。
*現在はコンピューターシステムで録音し、素材そのものに名前をつけられる事から、音声によるクレジットは少なくなっている
クロス
@曲と曲を途切れなく繋いで流す事。2つの曲が交差している事から、こう呼ばれる。正確には「クロス・フェード」。
Aバロム1に変身するとき、タケシとケンタロウが行う(バロム・クロス)
ケツ
仕事の後の事:使用例1「ごめんねこのあいだむりやりケツに入れちゃって」
意味「仕事のあとに、さらに他のスケジュールを強引に入れちゃってごめんなさい」
使用例2「今日ってケツ大丈夫?」
「ごめん、もうケツに1本入ってるんですよ」
意味「今日、仕事が終わった後は空いてますか?」
「ごめんなさい、別の仕事がひとつあるんですよ」
ケツカッチン
ひとつ仕事を終えたら、次の仕事のためにすぐに移動しなければならない状態
コーデック(音声コーデック)
デジタル電話回線を使って、外部の特設スタジオやステージ、他の放送局等から本社のスタジオに音声を送るための機械
コピー
マスター素材から複製する事、一般的にはダビングと言われるが、放送局ではコピーまたはプリントと表現する。
コンピ
コンピレーションCDの略。各レコード会社が放送局やCDショップ専用に毎月発行しているオムニバスアルバムで、その会社がヒットさせたい曲が10曲以上
収録されている。かつては邦楽もあったが、現在は洋楽がメインである。シングルヒット曲はほぼ完全に網羅されている。
近年では販売用のオムニバスアルバムもコンピまたはコンピレーションと呼ばれるようになっている。
コンプレッサー
マイクや音楽の音が小さい場合に、持ち上げて補正する機械の事。寄せて上げるブラのようなものである。略して「コンプ」とも呼ぶ。
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