J115/K405・ソース接地PP 

20080201〜


目次

難儀した仕事が動機付けに
実験 20080211〜
MOS-LLAに収束


はじめに

これからつく“愚痴”の原因となったお仕事で、本件の主役デバイスが「まだ売ってる」と知ったのです。何が動機付けになるのかワカリませんなあ。

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難儀した仕事が動機付けに

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仕事がらみで掲題の銘柄に接することは大変少なく、明確なショートモード事例の「噂話」くらいしか知見がありません。念のため入手の可否を調査したことに始まります。結果は濡れ衣だったようで、他の原因を見つけることが出来ました。しかし、バイポーラとは違って、テスタ一丁では判断し辛いデバイスではあります。

とうの昔に廃品種ながら、V-FETと共に、未だに売ってる「奇妙なデバイス」ネタでもあります。妄想の案件「MOS-LLA」に絡めちゃえ・・・てな、ひどく安易な発想で

2SJ115・2SK405 2SJ115_datasheet 今頃(2014年)探しても、特性曲線の類がWEB上で見つかりません。まあ・・・デリケートな設計計算するわけでもないのですが。

MJ/ラ技の旧号に、どなたかの試作例などはあったよ〜な・・・でもその頃の号をかなり処分しちゃったし・・・愚痴っぽいなあ。

買ったが、難儀した仕事には使わず(別原因どす)死蔵・・・ウチのモデルでこれ使ってるのは一機種だけだし、不思議なほど交換事例を聞かない。出番無いかも。

翌年頃に、同一モデル別個体の“難儀した仕事U

出力段DC系8Aヒューズの“派手な溶断”だが、ヒューズ交換後・・・正常に動作。以後の再現性無しとは・・・?。アイドリング電流値も安定だし発振の兆候も見えない・・・ドライブ・出力段基板のバイアス回路及び周辺に、コレといった疑わしい箇所が見つかりません。しかし、プリ・ドライブ基板に下記痕跡を発見。

難儀したお仕事U ちなみに、パターン焼損・・・切れてないが、大電流の痕跡です。先輩方からのアドバイスでは、「SP出力の『黒』に繋がるべきケーブルが本体シャーシに接触すると、基板のソコに負荷電流が通過する可能性がある」と・・・なるほど。ならばDCフューズ溶断で、デバイスは保護され再現しないことも頷けます。しかし。使用者にその真意を解ってもらうのは至難の業。この案件の、これ以上の記述は隠蔽。

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本件に絡まない・・・これも愚痴。

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実験

20080211〜

故・藤井秀夫氏の「逆立ち方式・単段MOS-FETアンプ」のパクリネタです。本件の前に「超簡単・・・」で、同様(ちと違うか)のアンプを拵えてますので、ご参照いただければ幸いです。

J115_K405_20080211_1 なぜか例のチェックを省いて、いきなりコレだ。

左記の前にIdo≒50mA時のVgsを調べてます。任意の一組なので、最良ペアとは言えません。K405≒1.52V、J115≒−1.42Vは、ど〜かな?。

J115_K405_20080211_1data M-6Pのmax0.2Adcにも近づくので、3.2Vrms/8Ω=1.28Wまで。テキトーペアの所為か、2次歪み主体。タマいぢラーとしては、ACバランスをいぢりたくなります。

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「超簡単・・・」の二番煎じでして、バイアス回路を経由し、D-G帰還が掛かってると思います。意図したワケでもないので、気持ち悪い。改善(改悪かも?)しましょ。

J115_K405_20080211_2 バイアス周りを変更し、無帰還になったはず。同時にACバランスもどきを新設しました。

利得が増えてない・・・推論マチガイか?。

J115_K405_20080211_2data ACバランスは効いて、1.28W時で最小にした数値。ADJレベルでの「イタチゴッコ」がある・・・とメモに。

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3行空けのために・・・こげなことを

J115_K405_20080211_3 電源トランス新設。フルパワーまで見られるが、約4.5W。この時、クロスオーバー歪が出て、三角波ぽいとメモに。Ido=0.1A→0.2A→0.3Aと増加してソレは改善されたが、電源電圧低下でPomax≒3Wに。ハムも増えたとメモに。更に各パーツの発熱も気になると・・・メモに。

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この回路でもデータをロクに取っておりません。F特だけが粗く記録されてお仕舞に・・・。

30kHz/-1db
60kHz/-3db
100kHz/-6dbなどと、要改善をぼやいておりました。ちなみに低域は、6Hz/-3dbなので“可”とも。

J115_K405_20080211_3画像 実験残骸基板の入力部に10kΩが付いてます。入力インピーダンスを調べようとしたらしいのですが、慣れぬことをして上手くいかずお手上げ。同時に、電源AC22V入り口の1Ωに1Ωを抱かせたり、4700μFをパラにしたり・・・強化措置を加えています。まあちッと粘れば、有用なデータが取れただろうに。

3行空けのために・・・こげなことを

←10kΩがぶら下がってます。

3行空けのために・・・こげなことを

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MOS-LLAに収束

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やり残したことは多々あるのですが、それらぜ〜んぶ先送り。MOS-LLAに背負い込ませるのです。大変だぞコリャ。

MOS-LLA 1980年代からの遅滞ネタ。写真は1990年代、レイアウト模索中に“写るンです接写”で撮影。本件が再開の動機付けになるかと思いきや・・・語尾不鮮明・・・。

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3行空けのために・・・こげなことを

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