MOS-LLA

19810915〜


目次

MOS-LLAプロトタイプ 1984****
キーパーツ
新MOS-LLA
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はじめに

1981年(昭和56)9/15〜20のメモランダム「シンプルな構成によるFETパワーアンプの設計と実験およびその考察」を経て、1984年に本件の基礎となる「J48/K133ソースフォロワ単段」メモを残しております。

しかし進捗状態からすれば、仕掛品というよりまだ「実験ネタ」かも。


MOS-LLAプロトタイプ

1984****

どうやら武末数馬先生の「高レシオ入力トランスシリーズ?」の影響からだと思います。出力段は0dbでもカマワン・・・みたいな開き直った思想ですな。しかし、そんなトランスの運用条件・・・信号源インピーダンス≒50Ωや、DC漏れ厳禁、C結合要注意・・・も厄介です。

その厄介な事は脇において、MOSデバイスのソースフォロワSEPP出力段部のテストを先行した実験でした。

MOS-LLA・J48/K133 手書きグラフに回路概略が描き記されていましたので、そのままSCAN。電源部は描かれておりませんが、多分前回に引き続き、タンゴMG-200だと記憶。

平滑Cは10000μFを基本に、22000μFを加えてリプル低減の効果も確認・・・とメモされてました。

実験残骸の解体後・・・J48/K133共に行方不明。

当時の測定機材は6GA4s頃に、FG-270が加わった程度かと記憶しますが、“自作低歪みオシレータ”の出力上限≒7Vrmsまでの測定でした。メモ中では「FG-270→TN-351」のドライブ実験で、約20W/8Ω(多分13Vrms)まで得られたとあります。±24V電源ならマットウな数字でしょう。

惜しむらくは、F特の記録が無い事。FG-270があったなら、ドライブインピーダンス違いで調べられたはず。MOSデバイスの入力容量なんかの影響が確かめられたのにねえ。

MOS-LLA_prototype.jpg 妄想も書き残してました。当時のタンゴが、ラ技寄稿家“橋口**氏”の求めで?発売してた「TRアンプ用電源チョーク」を採用しようと考えていたのです。大袈裟な事で。・・・いや、今でもあんまり変わらんかも。

出力デバイスにJ82/K226を書き記している事から、知ってはいたけど買ってない頃でしょうか。J76?/K213のドライブ段も設けて、どんどんシンプルさから遠ざかっているぢゃないか。

メモでは、前段部・・・やっぱりトランスか?・・・の展望は書き切ってませんので、先送りでしょう。

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キーパーツ

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2SJ81/2SK225 2SJ77/2SK213 1980年代のいつ、どこで知ったのか思い出せない・・・買ったのは覚えているんだが。

多分同時期に買ったJ77/K213も、Pchが緑色パッケージ。当時測定したVgs値メモ付き。しかし本件に使うかどうかは未定。

3行空けのために・・・こげなことを

MG-200 1980年代のいつ、どこで買ったのか思い出せない。A627/D188のA級アンプ用で買った記憶はあります。ハダカで保存していたため、外観の劣化が著しい。

0〜17.5〜35Vの2巻線独立が、後の新たな妄想に生きる。

3行空けのために・・・こげなことを

放熱器 同時期に買ったスカイブヒートシンク(昭和電工株式会社製かは不明) 。2点止めデバイスの2個使用向きの穴開け済みでした。

右端は1990年代だったかのプチ実験、J81/K225のSEPPソースフォロワ残骸。±電源入れりゃ音が出る・・・出した記憶あります。データは採ってなかったみたい。

3行空けのために・・・こげなことを

PWMA1E473 1990年代、横浜のJR石川町駅前通り?エジソンプラザだったかで。コンディションが不安で電圧処理・テスト必須。

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3行空けのために・・・こげなことを

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新MOS-LLA

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名前やらカッコウからの動機で進めようとしているのがミエミエです。スカイブヒートシンクを筐体内に隠すのがモッタイ無いと感じるセンスはど〜なんだ。

てな訳で、まず見た目から。

昔のデザイン 今んとこコレ 左は90年代Ver、実はCHインプット電源妄想時です。市販最大級の鈴蘭堂SL-20にも載り切れないことは明らか。

右は後の(今現在も)・・・CHを諦めた頃。商品寿命が短かったし、平田電機は例のごとく・・・です。

3行空けのために・・・こげなことを

新回路 2008年の実験「J115/K405・ソース接地PP」を経て、またぞろ妙な企みを。ソースフォロワ⇔折衷動作⇔ソース接地・・・なんぞをやりたいのです。2007年の「超簡単・・・じゃ無くなったTRアンプ」の発展型ですが、連続可変は止めます。

ソースフォロワー以外は電源非接地動作なので、左右独立電源が必須です。MG-200の独立2巻線が活きます。しかし、2巻線間の電磁的・容量的結合は心配なので、要確認。

昔は2パラを妄想してましたが、J115/K405の参加により、今は迷ってます。

ソース接地時の増幅度は・・・8Ω負荷に5倍超くらいかなと思ふ。ソース抵抗の電流帰還もあるし、Idoを決めて無いのでなんとも・・・。

電源櫨波に抵抗を噛ませてあるのは・・・自身の芸風と思ってください。幾つかの作例でリプルの低減に効いてます。しかし深いAB級などでは最大出力以前に少なからぬ電圧低下を招き、痛し痒し。半導体アンプでは先ず見ませんし。

今回はPTにセンタータップがあるので、出力COMライン(ありゃ何と呼びゃあいいのか)に接続します。この場合前の2例とは異なり、DCオフセットADJが必須。しかしドリフト(これも正式には何と?)も懸念されるので、藤井氏式に別PTのバイアス電源を介したDC帰還ちゅう手が要るかも。

バイアス電圧生成にTRのアレを書いてますが、J81/K225では要らぬ。J115/K405も不要かな。次に掲げる「今時」のデバイスでは要るみたいです。

J216/K1303 オマケデバイス、UHC-MOSと称される日立のアレ。ソースフォロワで使うべきかと思うが、ソース接地ではあの馬鹿高gmや巨大静電容量がど〜なっちゃうのか。興味深いのですが使いモンにならんかったらいやだなあ。ペア性も保証されてないし。

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3行空けのために・・・こげなことを

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