偏ったスピーカー・システム

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目次

音楽鑑賞用
BASSキャビネット 2000****〜
スーパー・ウーファー 20140920〜
日立・L-205とMH-35 20150401〜
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はじめに

著しく偏ってるなあ・・・と自覚してるのはコチラ。ここ20年くらいは完成商品SP?が一つも無い。気になるシステムも無くは無いが、なにせ置き場所がねえ・・・。とはいいながらボイド管のを拵えたり、なにやっとりゃあすの?。

なお、全て無塗装ですので、その筋の目で見りゃあ「トンでもない」作品ばかり。ご了承ください。


音楽鑑賞用

聴いて選んだ、と言い切れぬ苦しい弁明。偏った雑誌のクズ情報?と偏った感性・嗜好による先入観やら妄想による自己責任の結果です。ほにゃららに遭遇した事例もありましたが、しゃあない。

MAINSP 1980年代中頃?作製。推定300L超。なのに中身は12"ウーハー(一時期15"や他も)と小ぢんまりしたHorn。武末先生の教えに従い、高能率のを求めた一生モノ。30A5・SRPPの0.1W未満でも十分鳴る。それでも・・・能率は97dbくらいの実力と思うから、“上には上”が仰山ある。

“414-8B”にはデカ過ぎと承知。ポート設定(設計計算してない・・・単なる100mmφ穴×2)は30Hzほど。セオリー無視のDF<1の再生では、当然緩い音だが「暖色系」の低音が聴け、曲によってはコレを選びますね。ただし、50〜100Hz辺りが控えめの感じで、後に拵えた「ボイド管SP」の方がこの帯域は得意かも。

高域は、今は亡きCORALのM-100ドライバー+PIONEER・EH-351Sホーンの、妙だが変ではないつもりのコンビ。選択の理由は思ひ出せませぬ。900Hzクロス推奨のホーンだが、無視して800Hzで使用。クロスオーバー・ネットワークの蘊蓄は、これといった信念無いから書かない。書けない。

各ユニットを非センター配置した意図も思い出せません。写真で見ると違和感を感じるが、いつもは前面グリルで隠してるから平気。

HS-400改 元々は日立(Lo-Dの呼称より好き)HS-400システム。これも1980年代中頃、売れ残り店頭品を入手。MAINとは時期が重なる。一時期中身をMAINにマウントして使用し、目から鱗、耳から○○。これで決まり・・・とも思ったんだが、能率がなあ・・・。その後、中身は転勤先で現在の箱に押し込まれ、以降転勤のお供に。今は可哀想に映像系システム用に虐げられてます。

推定内容量40Lの密閉箱。オリジナルが50Lと聞くからダウンサイズだが、L205ウーハーのQoが低く、元箱でも≒0.5のオーバーダンピング設計と聞く「平面バフル環境推奨」の厄介なSPでした。クリアーだが出しゃばらない、素直な子。

関東圏在住時「写ルンです接写」撮影。なお、関連記述はコチラにも。

プチプチ芯SP 2008年5月〜の、比較的近年の作品ちゅうか・・・おもちゃかも。後に解体。

発端は仕事先でゴミとなる「プチプチの芯(L≒120p)」に、役得JUNKの8cmSPをハメたお遊びから。やや煩いが、結構「鳴る」雰囲気が気に入って。

最初のユニット一発2本ステレオ再生では、当然ながら音量不足。写真は、直並列4本/chのお試しVer。見た目も含めて改善の価値ナシ結果でした。

イロケ出さずに、一発2本の近距離試聴が最良だった記憶。ユニットの音・・・というより、管全体からの「鳴り」を聴くのが心地良かった。

ボイド管SP製作途中 別の役得ユニット活用Ver。10pウーハ+100pボイド管だけでソコソコ満足してしまう、敷居の低い聴感覚だったのだとも実感した。

イロケが出て、高・低域の拡張を狙いました。役得遊休16pウーハが15pφボイドに勘合したのです。画像には写っていないが、役得遊休5pTWも無意味な5pφ紙管にハメて、10pのそばに吊るす。

完成品SP以外では初めての3WaySP工作です。N・Wについての知見は浅く、−6db/octで安易な選択。ただし、解体した小型PTのEIコアをバット・ジョイントに組み替え、空隙と巻き数を試行錯誤して苦労しながらも“100〜200Hzクロスだろう”エエ加減な姿勢。

16pウーハは下向き、10p・MIDと5p・TWは上向きなのですが、不思議にも音像がバラケない(良いとまでは言えんが)のが救い。でも3本組の全体・中央部分からの音を楽しむべきシステムなのだとは思います。Subのつもりが安価なCDアンプでBGM再生時間は多い。ただし、4Ωシステムなので自作アンプ再生は自粛。

「塩ビ管SP」関連のWEBサイトを知り、例の“Yoshii9”も知ったが、あの理屈は何だろうか。そんなにいちいち理由付けしたいのかな?。

「共振管」の理屈はともかく、不思議な“空気感”がある。直感的・観念的印象ですが、こりゃあ「太鼓」に似た構造だ。ユニットのフレームをバンド/タコ糸で締め、固定したのは、そのあたりからヒントを得てます。締めてもピッチが変わるはずは無いが、締め加減で音が変わるゾ・・・などと書けば蘊蓄っぽくなる。そんな実感は無いのに。

そんな先入観からか、太鼓の部類は歯切れが良い。理屈はわからんが管の中の吸音材を増やすと、foのインピーダンスピークが抑制される事を確認した。按配探しは要るが、今は目いっぱい詰めてます。

BETA-8 1980年代前後、先代のMAINがコチラ。

これを自作バックロードホーンキャビネットに入れて、5年くらい鳴らしてた記憶。硬くて鮮烈な印象。若かったしRockばかり聴いてた。ある日フロントグリルを外したら、真っ白だったエッジが茶色くカチカチになってる。こりゃ固くて当然?の音だわ。代替わりの後、振動系の張替え(Coralさん存続時代に依頼)をして・・・UNITのみ死蔵。また聴きたくなった。

SLE-20W 死蔵ネタ。帰郷後の2000年頃、地元オーディオ専門店に久々に行き発掘。

かつて(1970末〜80年代初期)の盛況さから一変し随分寂しくなったなあと眺めてたら、当時のまま(と偲ぶ)の本機がガラスケースの中に一つだけ。実際この1本しか残ってないと聞いたが、衝動買い。で、ど〜しやあすのコレ?。

10ン年後、映像系システムの低域補強に使用。肩の荷が一つ下りました。

Fostex・FE-208ES これも死蔵ネタ。衝動買いそのもののFOSTEX・FE-208ES。バックロードキャビ無いけど、ど〜しよ〜。

公称99dbの広告文句?にのみ“惚れた”偏見の決断でした。一度はMAINの300L箱に入れて聴いたが、音の記憶が薄い。そりゃそうだ、こんなQoが低いのを300Lに入れて低音が出るはずにゃあぞ、と。で、ど〜しやあすの?コレ。

後に入手するJBL・E-140を300L箱に嵌め、その上にコイツを乗せ、200Hzで緩く繋ぐ妄想があるけど、二の足踏んでます。ほぼ100dbコンビなんだが。

5行空けのために・・・こげなことを

ここから暫く昔話

初めての購入UNITはFosのFE-103SRだったかと思う。ただ、ロクな箱を与えず、あまり良い使用者じゃあなかった。

その後はなぜかCORAL製品が続きまして、BETAの前はFLAT-8を40Lほどのバスレフ箱(マトモな設計計算せず)で2年位聴いてました。今思い出すと結構良い音だったとシミジミ・・・。

BETA-8時代に前後して、同じくCORALの12L-1(16Ω)と同M-100(16Ω)を購入、M-100は当時の新製品で、旧型の12L-1との相性など考えもせず選びました。300L箱が出来るまでに間があって、ハメた頃には・・・すでにコンディションが劣化。低音が弱く、公称40Hzのfoは60Hzほどに上昇しておりました。なお、16Ωの選択は当時既に管球式OTLが念頭にあったのです。

今の300L箱には、414-8BとM-100+Exclusive・EH-351Sちゅう変則コンビですが、12L-1の後に15L-1時代もありました。雑誌の部品交換欄のつてで入手したものですが、残念ながらコレも公称fo=30Hzなのに50Hz近くに上昇した奴でした。運が無いなあ・・・。

一時期、仕事先の役得で既成製品(25cmWのブックシェルフ3WAY・定価@39800円を・・・円で)も使用。今では珍しい密閉箱で、モチモチした低音と大人しめの中高音は悪くなかったが、ウレタンエッジの寿命は短かった。コレでおおよその年代推測できますよね。

FE-103SR FLAT-8 12L-1 15L-1 M-100 EH-351S SC-104

故・武末数馬先生をはじめ、多くのタマアンプ寄稿家が宣う「高能率SP」への偏った憧れが、道を誤った原因なのか?と思うわけです。人のせいにしちゃあアカンのですが、現存のシステムに不満は少なく、半ばこれでエエよ・・・的な達観も。

市販完成品の使用経験は少なく、かといって自作キャビも殆どが無塗装の粗雑なモノばかり。知識だけは聞きかじりましたが、偏りを自覚してるので蘊蓄など書けませんな。でも日立のアレは凄いなあと感じましたし、関連した戯言を「影響を受けた先達」に述べております。

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BASSキャビネット

2000〜

趣味程度に嗜むel-bass用です。

これを“SPシステム”と呼びづらいのはなぜだろう。6GB8・BASSAMPでも触れたが、昔はRoland社の一体型BASSAMPも使用してました。上京時には、やたらにBASS音を轟かせられないので、HP使用にせざるをえず不要に。帰郷後新居を構えた後に再導入するが、自作熱も再燃。マットウに、Ampegあたりの一体型程度で止めときゃあエエのにね。

Fostex・10W150 廃棄しました。2000年作製、最初のBASS用ネタ。

FostexのPA用・10W150x2発。ダクトは背面。小型過ぎたし、そもそもユニットが不向きだったか「スカスカ」で低音不足。やめりゃ良いのにコーン裏面にエポキシ塗布でfoを40Hz→30Hz(FreeAir時)に改造し、更に悪化。勿体無いことをしたなあと後悔。

圧電PUのKYDDでは更に薄い音。アタリマエ〜。

ALTEC・421-8HU BASS用2機目、2004年1〜2月作製。6GB8・BASSAMP関連。

コンディションの解らぬ中古で、正直言えばハズレ。コレ用に130L箱に入れたし、MAINにも入れてみたが肝心の低音が弱い。公称fo≒40Hzだが45Hzほどに上昇してた。自身で測れるのはZvc特性くらいだが、foピークが100Ωに満たない。この手のSPの軽く100Ωを超える鋭いZピーク(公称カーブでも)が緩やかと知る。MAINの414系も中古だが大丈夫なのにね。で、ど〜しやあすの?コレ。死蔵状態

JBL・E-140 引き続きBASS用ネタ、2004年8月作製。

ALTEC・421で懲りずに中古購入。コレは当たりですが、130L箱では望む音が得られないと、断念。MAINに嵌めれば414系より重い低音が出る(能率も上だ。公称100dbは頷ける)ので、活用方法を探る。で、ど〜しやあすの?コレ。

不明6半×8 BASS用現行ネタ、2012年作製。

懲りずに・・・4代目か。ステージ映像でよく見かける「Ampeg・SVT-810E」のイメージで、6半ウーハx8発のダウンスケール化してみた。ユニットは役得の“廃棄直前”に保護した中華製?・・・単体fo≒60Hz(実測)なので期待半分だったが、そこそこ鳴る印象。箱が中途半端で、ユニット間の隙間が「間抜け」に見えてしまう。

BASSキャビネットでは、10’4発入りや、8発入りが多く、Ampeg以外でもその構成があります。15’一発と異なる「音」が得られる理由でもあるのかもしれない。

ハートキー410XL 以前、近隣のHARDOFFで見かけた、10”×4発キャビネット。結構デカイので購入に躊躇した。もう無い。

後に、Ampeg社のMicro-VR、同-CLを知り・・・気になるが、こんなモン↑作っちゃったから悩む。

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スーパー・ウーファー

 20140920〜

「シアター・オーディオ...」でも製作動機などを述べましたが、5.0chサラウンドの環境でした。音楽聴くには上質な低音でも、ド派手な映画の「バリバリ・ドッカ〜ン・・・」は大人し目のHS-400改。その補強意図です。

今頃思い出したのですが、15L-1使用一時期に旧実家の自室押し入れの扉を合板に替えて、ソレを2発はめ込んだ事もありました。元々ユニットのコンディションが優れず、十分な結果を得ることは出来ませんでした。当時はもちろんサラウンド云々以前のハナシでして、昔の「3Dステレオ」と称されるシステム。残念なSW体験です。

LUXKIT A-803 なんと1980年代?にLUXKITから「A-803・3D ELECTRONIC CROSSOVER SYSTEM」が発売されたのです。これ以外では自作しかありませんでしたので、手っ取り早く導入したワケです。(余談ですがA-800シリーズは“楽し”そうなオモチャでしたねえ。)

パネルに印刷されてるので、まだ「3D」が通用してた頃の製品ですな。イマドキなら「2.1ch」ってか?。

新AVアンプ(メーカー表記は“ネットワーク・AVレシーバー”だそうで)に限らず、現在のサラウンドシステム向きの“帯域制限付き”と解釈する「0.1ch」出力があるので、あえて之奴を使う意味は無い。しかし捨てた覚えは無いし、ドコに仕舞いこんだか・・・これも覚えが無い。出てきたら構ってみたいもんです。

余談はさておき今回挑戦(試す・・・と言うには冒険要素が強い)するのは、死蔵のSLE-20Wを2m級ボイド管にハメるものです。現用のボイド管システムが良好なので、ソレのスケールアップ版です。などとカッコイイ書き方しましたが、要するに「箱」を拵えるのが億劫になのです。

1.8mと2.2mに ボイド前作では16p用に、2m品を「0.8mと1.2m」の不揃い長CUTしました。屁理屈ですが共進周波数の分散化のつもり。

本機では4m管を「1.8mと2.2m」にCUTしました。大雑把には・・・40〜50Hzの共振周波数を期待

前作も同じなのですが、ナナメCUTしてます。キッチリ輪切りを放棄したついでに、これも共振の曖昧化を“図った”つもり。写真では陰に隠れて文字通り隠蔽できた。

フレーム裏 運良く勘合 マウント方法には、前作16cmW版ではタマタマ・マッチしたやり方が「とりあえず」出来そうです。SLEではフレーム裏成型箇所が、これもタマタマ一致した様で博打的なアプローチそのもの。パッキングを考えなければなりませんが、な〜に、HCで見つかるさ、と楽観。今は管自重で暫定的密着状態ですが、製造時のままの端面は案外良好な印象。

フレーム裏の段差は心配でしたが、ハマってヨカッタ〜・・・。

締め方は パイプとユニットの結合は、フレームネジ穴4個から何かを介して「ナイロン・リピートタイ、L=250mm・W=7.6mm」で引っ張るつもりです。何か・・・は、HCに何かあるやろ。

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なお、以上は暫定・実験的処置のつもり。うまく行ったらサブバッフル組み込みで、本HPでは触れてない“詳細隠蔽・名乗ることが許されない”20cmウーハとの2本立てを目論んでます。簡易テストではFreeAir・fo≒25HzなのでSLEよりも「格上」ウーハーです。ちなみにSLEは同fo≒30Hzを維持してて、コンディションは良好です。

また余談ですが、ラ技2012年3月号の記事「スーパーウーファ“パイプ・オー” K.イングリッシュ・N.パス」のインパクトが大きい。片chあたり53cmユニット2発とか、ボイド管長3.05m・60cm径などと馬鹿デカイ代物です。帯域制限のクロスオーバー回路を併用の方式なので、これもどうするか悩む所ですが、新調AVアンプの内部機能に頼ることで「パス」します。

一旦はハメたのですが、ウーハ単体のインピーダンス測定のため一度外します。しかし上げ下ろしの厄介さには参ります。これでガッチリ固定したら更にヤんなるので、この段階で一通りの測定を済まそう・・・。

SLE20Wのインピーダンス 100Ω経由の定電流法によるZvc測定。FreeAirは0.4〜0.5mのSLE付属ケーブル込み。ボイド管付では約6mの細身ケーブルのDCRが加わります。気になったので、終端短絡(半田付けで)した6mケーブル単体のインピーダンスも調べました。

6m往復の12m長ケーブルで、約1Ωの抵抗値は予想しておりませんでした。低インピーダンス指向のお方から見れば言語道断の損失でしょうね。さすがに気になるので要改善点その1です。

なお、ケーブル単体測定時には「巻かず」に室内で、出来る限り伸ばした(現実には無理なので、のたくっている)姿勢を心がけました。それでも10kHz以上でインピーダンスが上昇しているのも意外。しかし、測定中に巻いて、更に上昇しないのも意外?・・・。

ウチで出来るのは、こんなインピーダンス測定だけなのです。根性あるアマチュア研究家は音響測定もされるのですが、その根性が無い。

四つ足付けました またハメました 伏せた状態なので、“本当に正しい”やり方ではありません。空の1.8m管だけですと妙な共振峰が出来る。開口部内周へ40cm角に満たない2cmtスポンジを置くだけでも、この共振峰ピークは3割ほど緩和できた。どんどんぶち込みたいが内径≒20cmを超える材は、押し込まないといつまでも開口部付近で突っ張ってる。管長目一杯の充填は一時断念。

詰め物の一部 一旦、管を下ろして、ウーハ直上にも5cm厚のカタマリを押し込んでみます。管中央部1m以上の部位はスカスカのままですが、音出ししました。

実は、吸音材充填“追加”後のZvc測定を・・・サボってしまいました。もう音が聴きたくてガマンできません。

SPケーブルは開口部から出してますが、いずれはユニット直近に端子を設ける・・・はず。管長2m未満ですから、共鳴周波数は50Hz前後と推定。SinSweepでもそんな感じに聞こえます。お試し音声コンテンツ再生では、Front・HS-400改の「増強」効果としては聞こえるが、低域伸長の能力はイマイチかな。それを目指すには3m超が要りそう。

おっと、ウーハーフレームと管の固定をしていない・・・していないが、管の自重で勘合部は安定してます。泥縄式ですが、Sinsweepでも漏れを感じないので、しばらくはこのままで聴く事に決定。しかし、要改善点その2。

・・・4ヶ月間サボって・・・

3行空けのために・・・こげなことを

えらく間が空きましたが、SW工作の再開です。要改善点1は放置して、2の方を済ませました。しかしこれとて暫定的な処置になるかも(ならずに放置・・・は、したくないが)。

下拵え1 下拵え2 下拵え3 管とウーハを結合する工作です。先に述べたリピートタイで“縛る”為に、「ELPA ビス止めタイプ・スチールクランプ」と「水本機械製作所製 四角リンク RQ-4-20」を使いました。ウーハー側も同様に。

下拵え4 下拵え5 出来た〜 ウーハーフレームの4本足は、ゴム製「戸当たり」デカイやつの2段重ねに変更しました。貫通ネジはM4×70mmナベ頭。まだユニットは伏せ向きですが、仰向けも考えたのです。その際は足が長くなるので、別方法で勘考したい。

管の中は同じ量の吸音スポンジを、似た位置に戻しました。処置前と・・・音は変わらず、上開口部からは若干「ボワボワ音」が聞こえます。キチキチに詰めたい気もするが、また後ほど。

なを、旧作品と同じく「苦手」な塗装はせずに、素材そのものの外観のまま使用します・・・って、単なる手抜きだ。ついでに、小物部材の商品タグ・POS管理貼りモノまでも、そのマンマです。全く気にならない感性は、どこで培ったのやら。

半年?遅れの録画コンテンツ「NAONのYAON 2014」を試聴しますと、彼女たちの逞しい演奏が楽しめました。ん?彼氏も居ったな。

ぢゃまにならぬ位置に移動した後、チューニングをサボってます。放ったらかしの予感・・・。

“名乗ることが許されない”20pWとの二本立て構想妄想は、仄めかしただけで進展ナシ。SLE-20W一発で十分な気がしてね・・・

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日立・L-205とMH-35

 20150401〜

HS-400改については既に述べましたが、過日ソレ用の単品販売Unit(当然中古)を発見しました。現用機の予備のつもりで購入を決めたのちに妙な妄想が暴走。新たに箱を拵えようと考えてしまいました。ところがおっとっと、置く場所が無い。

思い出したのは、現用HS-400改を拵える前に、UnitとNWを「300LのMAIN箱」に入れて聴いた記憶です。あの時の「目から鱗、耳から○○・・・」体験を再現したくなったのです。

1983測定 当時の写真はなく、唯一残っていたのが「借り物」のTRIO・KENNWOODの音場計測器(SE-3000かと思うが、確証無し)で得たプリントアウトが3枚。

現住所ではなく旧実家、6畳和室環境時代でした。300L超の箱を2個・・・室内で作って、置いて、聴いて・・・よくまあ2Fから持ち出せた(引越しで)モンだな〜と。

設計者の意図を無視した使い方なので、大口叩けませんが、オリジナルのままでは得られなかったスケール感が印象的でした。無造作な10cm径ポート×2だけのバスレフで、やや過剰かも知れないチューニングだったかと感じます。

MH-35とL-205用バフル おお、これも残ってましたね。昔使った着せ替えゴッコ用バフル板です。木工はせんで済む。

あのワケわからんNWはど〜するか。現用HS-400改から召し上げるのは駄目だから・・・と旧史料?でおさらいします。どうやらシステム版の高度なピークコントローラ回路とは別に、簡易版が発表されていました。L-205の巨大ピークを一か所だけ削るっちゅう、LCR並列共振回路が一組だけの手抜きですが。

3行空けのために・・・こげなことを

届きました・・・が・・・。

MH-35とL-205 MH-35とL-205 1970年代末期の製品ですから、35年以上経過してます。現用機同様コンディションが気になります。音響測定設備が無いので、耳で聞く事と・・・電気的なインピーダンス測定くらいしか点検手段がありません。

ある程度のヨゴレは承知。しかし、この後・・・。

L-205 MH-35 正弦波Sweepを聴く限り、妙な音は気付かない。しかし先に調べたfoは・・・惨憺たる結果でした。

詳細に調べ直したインピーダンスカーブを掲げます。

L-205のカーブは1本しか見てませんが、ま、もう1本も似たモンぢゃろう。公称fo=31Hzですから、歳月を物語ると言わざるをえない。
公称fo=260HzのMH-35も・・・。

あ〜あ・・・ ┐(´д`)┌

現用のHS-400改に付いてるL-205の「ギャザードエッジ、ギャザードスパイダー」の手触り(約30年前?の改造当時)を覚えてます。

“フニャフニャ”とも違うが、繊維基材は案外柔らかだった。含浸されたダンプ樹脂?(エッジとスパイダーで異なる)はしっとりしてました。入手したUnitは・・・随分枯れて・・・カサカサの感触です。期待してた案件でしたが・・・これぢゃあとても使う気になれないのです。購入店との協議のうえ、いささか「持ち出し」だが双方納得の結末に。

今回の事態を経て、現用機のコンディションも心配になってきました。調べてみましょう。

などと書きながら、放置・・・

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