目次
少年時代に親しんだ「子供の科学」を皮切りに、「初歩のラジオ」「ラジオの製作」に至り、高校生時分にはついに「無線と実験」「ラジオ技術」へと“ありてい”な道に踏み外しました。未だに外しっぱなしです。
多くの寄稿家や研究者の記事に触れ、それなりに学び、かつ迷ったり悩んだり・・・理解できた喜びも知り、今に至ってます。そんな私自身を導いてくれた「張本人」たちです。
著書・関連書籍の紹介も兼ねておりますが、入手困難な物ばかりですね。ご容赦ください。なお、著作物の画像掲載にはかなり躊躇しました。
タイトル・見出し文は読めるが、内容文面・図表は「拡大しても読めない」解像度です。もっとあからさまな掲示をされておられる方も散見しますので、このくらいなら・・・と甘えがあるかもしれません。
初めて触れたのは1973年の「845A級PPアンプの試作」ですが、「無実」誌の記事とはこんなにもアプローチが異なる事に驚きました。以後、先生の寄稿を追い続け、並行してバックナンバーの入手(古書店巡り)も。
スクラップブック化しており、自身「武末マニア」なのかも知れん・・・との自覚あります。
6336A、50CA10、50H-B26、300B、211A、801A、EL-156、EL-34、8045G・・・などが年代を越えて追試されてます。意外に「大球」好き?・・・実はコレも感化されてしまったかも。
多数の重要な作例“以上”に、1976年11〜12月号の「出力トランス持論」シリーズは圧巻だと存じます。アンプの製作スタイルへの憧れと同時に、あのレベルで出力トランスを評価・論評できる立場に居られる事が記事への信頼感を生む。
ラ技全書011・012。後の011A・012Aと、先行のご著書005Aを含め、装丁が「クタクタ」に消耗・・・。
バイブルでコーランで仏典で・・・その有り難味は何にも代えられない・・・おいおい、信者かよ。いや、まだ「祀る」事はしておりませんので、誤解なきように。
OTLの基礎もこちらから。ちゅうか、その範囲から脱出できません。
ラ技臨時増刊。元記事を持ってても、なぜか買ってしまう・・・。
右のラ技JAN.1982(別)「集大成 真空管パワー・アンプ」に、先生の「回顧録?」が寄せられてます。おお、こんな方だったのですね。末尾の記事年表は貴重かと。
面識・交流ともにございませんが、「先生」とお呼びする、唯一の寄稿家・研究家です。ただし、この弟子の「偏った」オーディオ感覚・感性は先生の責任ではありませんので・・・。
ラ技OCT.1974「読者のアンプ製作コンテスト入選作・DA30シングル無帰還パワーアンプ」に度肝を抜かれる。評者の武末先生も「辰口イズムの典型的作品」と。
後に、同MAY.1972の2A3シングル記事を入手、既にプロトタイプが出来上がってた印象。
直熱3極管シングル無帰還パワーアンプとCR・EQ無帰還プリを追求・発表される。
コチラもスクラップブック化。
休止期間は永かったが、2003年から「辰口イズム」が復活。
3行空けのために・・・こげなことを
欧米古典出力管アンプの伝統を後世に伝えた名著・・・としか理解しておりません。その真髄に触れるのには手遅れでした。しかし、よく読んだのでしょう。1冊は表紙が見つからない。
出力管“50”への憧れを刷り込まれたのはこちらから。
3行空けのために・・・こげなことを
海外ブランドパーツ礼讃に「いささか引いてしまう」が、豊富な経験に裏付けされた確かな回路理論、膨大な作例・実測データは貴重な「お宝」。オールジャンルの印象ですが、多極管PPアンプが「上手い」と感じています。差動増幅回路応用の先駆者・推進者としても。
注:氏が賞用された差動増幅は電圧増幅段に適用され、出力段まで差動増幅回路の作例は存じ上げない。
無線と実験1979年1〜2月号、SYLVANIA・8417ppの記事が好き。うん、「記事」が好きなのであって、コレを作る決心・・・には至らず。変な読者ですな。
SP関連記事も多く書かれ、MAINSYSTEMのネットワークは氏の記事から学び、氏が経営される“名古屋店”を介して巻いてもらったカットコア・インダクターを使用しております。
3行空けのために・・・こげなことを
「製作記事」ではないが、極めて重要なアイデアを内包した寄稿と存じます。・・・でも、思うのはワシだけかなあ。
2件とも50H-B26による、Eb<Ec2のSEPP低負荷OTLアンプです。
いずれも古いし、ラ技誌上での「復刻」化も期待薄。余計な一言二言も交えてご説明しましょう。
小松理一郎氏・・・ラジオ技術1968年2月号「読者の研究・50H-B26x2 簡易型OTLアンプの製作」
氏は文中で「1961年6月号で武末氏の回答・・・オーディオの出力管に関して、この動作条件の可能性はない」のくだりは極めて興味深いものがあります。今思えば「オーディオの出力管」以外では可能性があったワケでして、何となく50H-B26の発表・発売にも絡んでる・・・気がする。
なお、電源トランスレス構成で、2Epと3Ep(Ep≒110〜135V)を得たうえで、各管の対カソードG2電圧=2Epを達成されておられる所が、後年の「K師」による40KG6A・DCアンプの出力段部を「先取り」されていると感じます。それにしても、この時の評者が武末先生ではなく木塚茂氏だったのは、小松氏にとって不運としか考えようが無い。
ちなみに武末先生の著書、ラ技全書005Aの49〜51頁と、その脚注に興味深い記述があります。
伊藤晃氏・・・ラジオ技術1974年8月号「読者のアンプ製作コンテスト入選作・50H-B26x4 OTLアンプの製作」
既に確立されたEb<Ec2手法に加え、各出力管のプレートとスクリーン・グリッドを大容量のケミコンで交流的に短絡し、氏ご本人の表現では「高パービアンス3結」動作をさせるというもの。これも「時代の先取り」?と思ったのですが、フォロワーは表れず同様の作例は皆無でした。1990年代の藤井秀夫氏の登場までは。
この時の評者は武末先生で「まさにグッドアイデア」と高評価。でも先生ご自身も追試されなかったのです。いや、コッソリされてたのかもしれませんが、誌上発表ございません。
失礼な物言いですが、もしかしたら“忘れ去られ”た感の日立製作所・技術者。60末〜80年代初頭、Lo−Dブランドで「ピストン振動」SPを追及された方で、忘れられません。
影響は甚大だが、行動としては「ハコ」を入れ替えただけの結果に留まりました。
技術者・研究家としての憧憬よりも“作品”の素晴らしさに魅了されたのでしょう。
聞き及ぶ限りでは、HS-500、-1500、-400、-10000、-5000、・・・などの開発に携われ、国内他社とは一線を画した製品を世に送り続け・・・られなかった無念の研究家と存じます。最後の「アレ」が出てたら買ったでしょうなあ。
近隣の先輩が、一時期HS-5000を導入され聞かせてもらった。SPの存在が消えた感覚に驚き・・・しかし部屋にはクリアーな響きが像を結ぶ。こんな経験は初めてでした。
HS-400を買って聞かせて、先輩を「煽った」のは自分なんです。しかしHS-5000の在籍期間は短かったなあ・・・申し訳ない気分と同時に、
残念、モッタイナイ。
最後?の試作品は、4組のヴォイス・コイルの為に4chパワーアンプやら、各VCの駆動バランス・コントロールやら・・・それに定電流駆動が望まれてる節も。
退社された後だったかの、氏が語る苦労話がラ技に載ってたはず。どこかに取っといたンだが・・・。
ウレタンエッジほどではなくとも、ギャザード・エッジ、ギャザード・スパイダの寿命は来ましょう。フツーに鳴ってると思ふ、現用HS-400改のコンディションは未確認(知るのが怖い)。しかし、覚悟を迫られる一件が御座いました。
一括りでご紹介するのは失礼この上ない・・・とは存じますが、お名前(50音順)と共に記憶に残る試作例・記事などを。
新井利夫氏・・・電波技術誌別冊「設計と製作 名パワー管アンプ」1974年1月「6AS7-G OCL/OTLパワーアンプ」
落合萠氏・・・無線と実験1975年4月号「2A3プッシュの決定版! 17Wモノーラルパワー・アンプの設計と製作」他、タマ半導体アンプ記事多数。
黒田徹氏・・・ラジオ技術1978年10月号「読者の研究・T形周波数補償法によるブースタ・アンプの製作」
木塚茂氏・・・ラジオ技術1974年6月号「シンプルな構成・高性能パワーアンプの設計と製作」
西村新一氏・・・ラジオ技術1976年11月号「読者の研究・6RA3 OTLアンプの製作」
橋本順次氏・・・ラジオ技術1974年7月号「ABCD形アンプの設計と製作」
葉山滋氏・・・ラジオ技術1968年10月号「WE-300Bシングルパワーアンプ」
牧まこと氏・・・無線と実験1972年8月号「6G-A4 AB2級パラppメイン・アンプの製作」他、タマ関連多数。
村田研治氏・・・ラジオ技術1970年2〜3月号「6080x16 SEPP OTLアンプの製作」
一括りでご紹介するのは失礼この上ない・・・とは存じますが、ご著書などを。
島山鶴雄氏「近代科学社・音声増幅器 設計 並 調整(第三版)」
百瀬了介氏「ラジオ技術全書007A・増補版ハイファイアンプの設計」
これは・・・武末先生のご著書以前の書籍でしょう。島山氏の本は、案外後年に古本屋で買った気がする。しかし熟読した記憶が無い・・・。
木塚茂氏「ラジオ技術全書026・トランジスタアンプの設計と製作」
安井章氏「無線と実験・最新トランジスター、バーティカルFETによるステレオアンプの設計と製作」
金田明彦氏「無線と実験別冊・最新オーディオDCアンプ」
監修/白庄司進氏「無線と実験別冊・オーディオ用FETとその活きた使い方」
一時期は熱中したのですが、「通過儀礼」的な読み方だったのかもしれません。言い換えれば、知りたい事
だけを“つまみ食い”したかのような。
「電波技術別冊・設計製作 名パワー管アンプ」
上杉佳郎氏「無線と実験別冊・管球式ステレオアンプ製作80選(上下巻)」
注:電波技術社の本に、妄想中6080・OTLの“火付け役”の記事あります。その記事だけでは無いけれど。
「初歩のラジオ編・実用真空管ハンドブック」
「誠文堂新光社/東芝電子管技術部・真空管活用自由自在」
「誠文堂新光社・3Dステレオのすべて」
「誠文堂新光社・3極管アンプの製作」
正真正銘の「ネタ」本。50R-P28の記憶はコレらからでしょう。
3行空けのために・・・こげなことを
おっと、重要なのを忘れていました。一ツ木吉典氏「ラジオ技術全書002/002A・全日本真空管マニュアル」
究極の?ネタ本・・・として欠かせない。しかし前半の解説部分は、あまり読んでないなあ。
ちなみに“送信管”の頁(追補ぢゃないトコロ)に、4B13との併記で4B13Aちゅう5Pのタマが掲げられてます。数年前から之奴が気になってしょうがないのです。どなたか情報を〜・・・。
おっと、また重要なのを忘れていました。「東芝真空管ハンドブック 1〜3」昭和37〜41年発行。
鶴舞駅前の古書店には“お宝”が埋蔵されてたんですねえ。
ずっと後にナショナルの同様刊が復刻されたのは・・・買いそびれた。6R-R27は含まれていない“みたい”だったし。
3行空けのために・・・こげなことを
別冊は、ノウハウ書でしたが、次の2冊は極めて重要な「基礎勉強」の教科書です。
技誌上には、1980年代から多くの製作記事を寄稿され、いずれも最高の性能を追求されていたと感じます。当時、その最たるモノとして、同誌1984年7〜8月号の「フィードフォワード&フローティング電源 0dBハイ・パワー・アンプの製作」には、極めて強烈なインパクトを受けました。しかし追試などとてもとても・・・。
つまみ食い的で恐縮ですが、ラ技2003年1月号から始まった「実験トランジスタ・アンプ講座 ●実用技術編 第10章 回路シミュレータSPICE入門」の「3極管AB級PP回路のひずみ率を激減させるバイアス回路を発見・2006年8〜11月号」や「「CasCompアンプとは・2008年1〜5月号」などは、低歪み指向・思考・嗜好?に格好の実験テーマだと思いました。なお、試みた限りでは・・・まだ真髄に触れる段階に到っておりません。
出力段位相補正式アンプ設計を提唱された、近代的思想の先駆者。前段回路の広帯域化を目指す努力には頭が下がります。そして、通り一遍等ではない前段管種の発掘・紹介は素晴らしい業績。
でも、どなたかがご指摘なさったように、負荷線に関わる解説(PP出力段)には疑問が残る。「近似手法・・・」云々の注釈付きならこんなこと申し上げませんが。
単行本化されていませんが、2001年からMJ連載の「現代版真空管活用ガイド」シリーズは、氏の着眼の広さを実感できる大事業?かも。それにしても凄い手間だっただろうと想像します。
3行空けのために・・・こげなことを
書籍ではありませんが、妄想を実行へと導いた“点火”役の無線と実験誌記事。
1982年2月号「TZ40シングル10Wアンプの製作」、コレを読んで、自身の812A実験に至る。
1983年9月号「811Aシングル12Wアンプの設計と製作」、コレが2T81実験にも・・・
3行空けのために・・・こげなことを
MOSデバイスのタマ風料理・・・だけではないレシピを生み出し、平田電機タンゴも巻き込む“ほにゃらら”な寄稿家。
無線と実験1984年4月号「シンプル・オーディオ・シリーズVol-11 並列給電型PP MOS-FET20Wアンプ」、同1984年9月号「同シリーズVol-14 2SK176/J56パラプッシュ 単段OTLアンプの実験」など、拙の偏向思想に影を落とす。
3行空けのために・・・こげなことを
ラジオ技術編「力作、傑作 真空管パワー・アンプ製作集」多数の製作者で構成、
佐藤氏作品も掲載。
佐藤氏作品ではなぜか、ラジオ技術1983年12月号「5930/2A3W AB1PP モノーラル・パワーアンプの製作」が印象的。カソホロ直結を多用される方としては“珍しい”作風かも。
3行空けのために・・・こげなことを
一括りでご紹介するのは失礼この上ない・・・とは存じますが、お名前(50音順)と共に記憶に残る試作例・記事などを。
石井義治氏・・・ラジオ技術1983年9〜11月号「30KD6フッターマンアンアンプの試作」
谷垣嘉久氏・・・無線と実験1985年9月「送信用5極ビーム管4B13 3結シングル 30Wパワーアンプの製作(誌面タイトルのまま)」
政田晴彦氏・・・無線と実験1980年7月「6KD6x8・超ド級管球式OTL・・・」
柳沢正伸氏・・・ラジオ技術1984年8〜11月号「全段直結6CA7(T)PPアンプの設計・製作」
「これからのモニタースピーカー 」無線と実験編集部。妄想拡大の主因となった。
「ALTECスピーカーユニット/エンクロージャー図面集」エレクトリ。
414-8C中古購入が先か、コチラが先か・・・?。
3行空けのために・・・こげなことを
ここからは、非AUDIO本を。
工作好きの血が騒ぐ、左のリペア関連書籍。対する右は・・・高尚な演奏理論書で、書いてあることのほとんど・・・いや全く・・・え〜と・・・。
他にもBASS教則本を買うが、不真面目な練習で血肉にならず、偏った我流スタイルに。いや、どこぞのどなたかのツマミ食い真似スタイルと言うべきか。
『トリヴィア(trivia)は、くだらないこと、瑣末なこと、雑学的な事柄や知識、豆知識を指す。』だけが増えた・・・そして、多くを忘れた。
左端はROLAND系機材中心の、コンピュータ・ミュージック入門書。MIDI普及直前の本だからか、そのヘンの記述が少ない。
残り3冊は、当時の最先端FM音源シンセの解説書。はっきり言や・・・ヤマハDX7の本です。「DTMゴッコ(1)」に経緯を書きました。
結局は『トリヴィア(trivia)・・・』以下同文で御座います。
3行空けのために・・・こげなことを
ラ技連載開始から“ドギモ”を抜かれっぱなし、「振幅膨張」ですと・・・!?。
次ネタのμモードpp記事に絡み展開される山口美紀氏との議論は圧巻。
「ありてい」な回路は皆無?かも。毎回どこかヒネリの効いたアプローチで、アイデア満載。6C33C-Bの「無駄を承知」のOTLシングルに始まる各種OTLには目からウロコ。
氏の記事で氷解した打消しのナゾなど、再学習要件多数。
送信管記事も多く、拙4B20実験の元ネタは氏のパクリとも言えます。
しばしば繰り広げられる、政治・思想的?言及には戸惑いを隠せませんが、久しくお目にかかれなかった「×××指向・思考」の寄稿家。
残念な事に、既に故人・・・。
真意は測りかねますが、数式で導き出せない(出しにくい?)領域の、タマと回路の内面にまで切り込んで考察され、実験・実践されておられる様が凄い。
ラ技誌上での個々の記事も殆ど手元にありますが、なぜか買ってしまう。
肩の凝らない平易な作風が心地良い。しかし理論ベースも磐石の印象。噂?のISO社のS氏との関連はホント?。着せ替えシングルの参考にさせていただいたはずが、なんだか妙なモノになってしまった。
3行空けのために・・・こげなことを
意匠の「上っ面」だけでも真似たくなるカッコ良さ。しかし本気でやる覚悟は無い。記事中で語られるノウハウ・レシピ・トリヴィアは楽しい。
ラジオ技術1995年11月号「WE350B・ULpp」、管球王国1997年Vol.5「6384pp」などPK分割をお好みかと存じますが、他にもイロイロ試されてるので、回路の拘りに“頑な”ではない印象。
3行空けのために・・・こげなことを
後年の“×××”については申し上げる事ないです。一時期は、あの配線・文面・アイデアに萌えてた寄稿家。K師に通じる文章表現は気になってました。
ISOタンゴのFE-25シリーズは、お仕舞い前の業績で生まれたのかも・・と思ってます。
←買わなくて良かった。
3行空けのために・・・こげなことを
202009xx:追記
1993年からラ技誌の記事を拝見。自称「文科系の初心者」と謙遜される寄稿家ですが、基礎的な下地ナシで始められたのなら・・・相当な勉強をされたとしか思えません。
最初の記事が「6N7 B級プッシュプルアンプの試作」ってな具合で、ありていな「作った鳴ったいい音だ〜・・」でわないトコロに共感。以後、様々なアイデアで「安い球」を使いこなす手腕に脱帽。著名?な「2A3/300B/6L6/EL34/6V6/6BQ5/KT88/6550・・・」の作例は皆無だが、コッソリお試し済みでも不思議ではない・・・などと邪推しちゃう。
←スクラップブック化で永久?保存。
6N7GT B級PPの妄想開始時に思い出した・・・と言っちゃあ申し訳ないのですが、5842「刀音シャーシ」アンプの大元ネタの作者でもあります。
一括りでご紹介するのは失礼この上ない・・・とは存じますが、お名前(50音順)と共に記憶に残る試作例・記事などを。
赤石健司氏・・・ラジオ技術1993年10〜12月号「6L6GCプッシュプル・パワー・アンプの試作」
加銅鉄平氏・・・MJ1991年7・9月号「マコフスキー回路による6082x8 OTLパワーアンプの製作」、同1991年12月号「25HU5x8 OTLアンプ」
上条信一氏・・・MJ1995年10月号「EL509 ハイブリッド方式SEPP OTLパワーアンプ」
金田明彦氏・・・MJ1993年12月号「6C33C-B真空管DCパワーアンプ」
木下順二氏・・・MJ1994年1月号「SIDEWINDER・6CA7の3結特性を求めて」
妹尾哲夫氏・・・MJ1991年5月号「自作アンプコンテスト参加作品・6080x4 SEPP/OTLパワーアンプ」、同1993年1月号「6080x4 OTLアンプの信頼性と音質向上策」
竹下顕秀氏・・・ラジオ技術1994年9月号「5842シングル・パワーアンプの製作」
刀音精氏・・・MJ1996年11月号「6BQ5シングル多用途パワーアンプ」
宮崎良三朗氏・・・MJ1993年12月号「7242SEPP OTLパワーアンプ」
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タマ収集家に成り下がってた頃ですな。
タマ収集のネタ本。記事内容は・・・・・・・・・語尾ボカしちゃうもんね。
3行空けのために・・・こげなことを
偏ったJAZZ関連書。
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『トリヴィア(trivia)は、くだらないこと、瑣末なこと、雑学的な事柄や知識、豆知識を指す。』だけが増えた・・・そして、多くを忘れた。
3行空けのために・・・こげなことを
遅いPC導入後は“偏った”雑誌以外にも、ウェブサイト上で多くの作例・情報に触れられるようになりました。言っちゃ悪いが、玉石混交の中にも素晴らしい活動をされておられるHPを知りまして、自身の偏りを強く実感した次第であります。
ご両人併記は失礼この上ない・・・とは存じますが、WEB上でもご活躍のお二人。実際には2010年代になってからの邂逅でした。
軽んじてたり、苦手だった部分を「正しく、偏らず」に導いてくれた、説明不要の名著。同時にHPの熟読は必須かと。
3行空けのために・・・こげなことを
一括りでご紹介するのは心苦しいのですが・・・
「進化するパワーアンプ・Evolve Power Amplifiers」上條信一氏
「超三結」で高名な“元?”寄稿家。90年代のMJ誌掲載時は、なぜか熟読せず距離をおいた態度でしたが、ウェブサイトを拝見し驚嘆しました。自身の「井の中のナンタラ状態」を痛烈に実感したのです。で、16A8の超三結を一作拵えて・・・未だに抜け出せてないとも自覚しました。
「日本の古いラジオ・Antique Japanese Radios」Mr.Koji HAYASHI,
けしからぬ閲覧者ですが、ラジオに興味は無く「Gallery on Tubes/真空管展示室」目当てなのです。多分・・・OTL向き水平出力管の検索で邂逅した記憶ですが、それに留まらず受信管一般の(送信管は管理人様も述べられておられますが、一部と)膨大な歴史と資料の宝庫で、こりゃあもう博物学の領域かと。そのなかで集中して拝見したのは、前述の水平出力管の頁と、「History and Technical data of JIS name tubes/日本名の真空管の歴史と規格」内「P Series : 電力増幅用4極・5極管」です。拙の30Vレス管シリーズは本HPに負う所は多いのです。
出力トランス付きアンプの作例も豊富ながら、サイト名に違わぬOTL専用技術情報はここで!・・・と。
ありとな世界Mr.Arito Maekawa
こちらも不謹慎ながら、CSPP検索で知りました。文字通りTOPページの「CSPPへの誘い」にハマったちゅう・・・。
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田端喜久夫氏と同じく、故・武末数馬先生、面授の高弟?の方。ラ技1999年7月号での「追悼作」記事以降、先生のご遺志を継がれる寄稿家と存じます。端々に感じられる先生への敬愛の様子が・・・正直うらやましい。
写真は、武末先生ご愛用だったと聞く試作機の、竹森氏による追試記事。やはり気になる作品だったのですね。
3行空けのために・・・こげなことを
黒田徹氏のアイデアを実践される方がおられますので、ここにご紹介申し上げます。
決して多くはない記事の“幾つか?”で、黒田徹氏のアイデアを追試され、後を追う立場では実にタイムリー。
ラジオ技術2007年4月号「黒田式ひずみ打消し差動増幅回路を採用 6P14P/6BQ5 PP パワー・アンプの試作」
←は「遠い昔のラジオ少年 HOME」内の「記事録 TOP」から拝借しました。危なッかしい・・・と思ったので縮小し、
不鮮明に。姑息だなあ。
ラジオ技術2009年1月号「黒田式新バイアス回路の効果を検証する」も必見。
1行空けのために・・・こげなことを
近年、精力的に染谷電子製の専用出力トランスで、CSPPやサークロトロン形式のアンプを連作されてます。前述のウェブサイトでご紹介したWありとさん”と共に、この分野での牽引役をされておられる印象です。
←は「遠い昔のラジオ少年 HOME」内の「記事録 TOP」から拝借しました。危なッかしいと思ったので・・・以下同文
幾つかの記事でCascompアンプ応用回路を採用され、ラ技2011年11月号「6GB3A ULppアンプの製作」では発案者の黒田氏の寄稿が含まれておりました。
3行空けのために・・・こげなことを
ラ技2014年、突如登場された、お名前の“正しい読み”がわからない寄稿家。5月号冒頭の「直列型PP」と「並列型PP」の分類にはいささか異論はありますが、以降の連載では、例を見ない(と思う)回路設計が繰り広げられています。
誌上で繰り広げられる設計手順説明以上の、「膨大な予備実験」が試されておられる事が想像できます。理解が“及ばない”ところも多々ありまして、読後感は極めてヘヴィです。
“音が良いから”の言い訳を排除した解説が小気味良い。最終9月号で「“音楽”を聴きとれるアンプ」をタップリと語られます。良し悪しの話ではなく、聴こえた“音楽”から受けた感覚を赤裸々に述べられておられ、共感しました。これ程のアンプをお造りになったあと、「次」の作品が生まれるだろうか?と、妙な心配もしてしまいますが、「次回」を待ち望む気分になる記事でした。
追記:201908xx
「突如登場された・・・」は誤りでした。ラ技2004年4〜5月号の「高利得 2A3PPアンプの製作(1)(2)」を拝見していたのにもかかわらず、忘れておったのです。あらためて読み返しますと、上記のKT66作例に共通する設計指針(電流出力ドライブ→電流入力出力段・・・で、合ってる?)が、既に確立されてるのだとも知りました。いや〜・・・「前回」があったんですねえ。これら2例の他にも記事あるかも?・・・
一括りでご紹介するのは失礼この上ない・・・とは存じますが、お名前(50音順)と共に記憶に残る試作例・記事などを。
小倉浩一氏・・・ラジオ技術2003年7月号「送信管パワーアンプ作り顛末記(JRC 4B20)」
金田明彦氏・・・MJ2010年4〜5月号「オール5極管,パワートランスレスで超シンプル,超コストパフォーマンス 40KG6A DCパワーアンプ」
久保真岐氏・・・MJ2012年4月号「第11回自作アンプコンテスト入賞作品・2T12P AB2級トランスドライブ プッシュプルパワーアンプ」
ネルソン・パス氏・・・ラジオ技術2011年9月号「DE-LITE AMPの製作」、同2012年3月号「スーパーウーファ“パイプ・オー”」
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トラ技スペシャル「Excelによるドキュメント作成術」木下隆氏。
帰郷前後?・・・購入時期が曖昧ですね。残念ながら、ツマミ食い的な活用実態に留まり、本の真価を導き出せてないのです。
情け無いが、これもツマミ食い・・・以下同文。
情け無いが、これもツマミ食い・・・以下同文。
電流帰還型OPアンプ云々の解説目当てで2015年購入しました。残念ながら・・・核心に至るトコまでは「書いて無い」と読みました。inv入力内部のインピーダンスの具体的な数値例が知りたいし、I/V変換の実態は・・・電流帰還がかかったエミッタ接地増幅回路と書いてある。それを「カレント・ミラー」云々と“呼称する”のは・・・好きにすれば?。
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3行空けのために・・・こげなことを