黒田式新バイアス検証PP実験アンプ

20140304〜


目次

黒田式新バイアス回路のおさらい
実験機・基礎段階 20140304〜
実験機・本番 20140409〜
OPT単体測定 20140424〜
CasCompアンプ実験 20140627〜
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はじめに

昨年来、タンゴトランスの収集に努めておりましたが、過日首都圏勤務時代の先輩から、幾つかのOPTを譲り受ける機会がございました。ISOタンゴのU-405とFX-40-5、そして橋本・HWC-30-5です。

贅沢な死蔵品ですが、LUX・OY-15-5と、TAMURA・F-683も眠っております。全て5kΩppでして、OPTの性能比較が出来ると考えました。そして、最適・・・では無いかも知れませんが、平田電機タンゴのMS-250(中古)PTが加わり、本実験に踏み出した次第です。


黒田式新バイアス回路のおさらい

黒田徹氏による、ラ技2006年8〜11月号の「実験トランジスタ・アンプ講座 ●実用技術編 第10章 回路シミュレータSPICE入門(44)〜(47)」が本件の基礎です。記事の目的からして当然なのですが、シミュレータの活用・応用に主眼が置かれます。

ラ技2006年8〜11月号 幾つかのテーマの中でも珍しく、実験(9月号)がなされています。そこで遭遇する、シミュレーション結果と実測結果との相違には、黒田氏も苦労された顛末が述べられておられ、興味深いものがあります。

ラ技2007年4月号 翌2007年4月号で、玉置浩氏による検証記事と、黒田氏ご本人による感想が掲載されています。そこでは黒田氏の「シミュレーション結果」の性能までには至らない状況が報告されています。黒田氏の感想に「出力段のみの単段PPアンプを製作し・・・」のくだりからは、旧来のPPアンプ回路での検証では「新バイアス方式」の実態がつかめないのでは?・・・との懸念をお感じなのだな、と思います。

50BM8pp50RP28ppなどの実験でOPアンプドライブを試しているのは、黒田氏の意図を汲んだアプローチのつもりではありますが、それでも見込みが甘かったようです。この回路の実力・実態はまだまだ深いところに潜んでいる気がするのです。

黒田氏のシミュレーションではAB級領域での効果を述べられておられますが、実験では小出力時のA級動作でも効く印象があります。それを明確に調べる為には更なる低雑音化を図らねばならず、アタマが痛い。

ある程度「腑に落ちた」結果が出るまでは、最終形態・回路は考えにくい(OPT選びにまで及ぶ)のですが、さすがにOPアンプドライブそのままで完成させるのは避けたい気がします。しかし、それはどんな回路なのか・・・実験しながら妄想してみましょう。

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実験機・基礎段階

20140304〜

実験機・基礎段階 「甘く」考えていました。

3行空けのために・・・こげなことを


実験機・本番

20140409〜

20140409〜 「甘かった」と実感。

3行空けのために・・・こげなことを


OPT単体測定

20140424〜

OPT単体測定 「辛い」・・・実験ペースも遅滞気味。

 ↑ 注:カラい。「つらい」とも読めます。「辛い」・・・実験ペースも遅滞気味。

3行空けのために・・・こげなことを


CasCompアンプ実験

20140627〜

CasCompアンプ実験 苦い(にがい)・・・だろうなあ。

苦(にが)かったし、苦しんだのです。低歪み「新バイアス」PP出力段のドライブにはこれが合う!・・・と、思ったんですけど・・・。

3行空けのために・・・こげなことを

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