1、高圧洗浄 屋根の北側は、日陰になりカビの発生が多い場所です。 カビは高圧洗浄、それでも取れないときは、ハガネブラシでコケを取り除きます。 ひさし部分、トイ部分は特にカビが多いところです。 あとペンキがしっかりと塗れるように、屋根についている砂ホコリ等を 水洗いします。この作業が一番しっかりやらないと、ペンキがはがれやすくなります。 ■■屋根の高圧洗浄、水洗いは、最も重要な工程です。 今回は足場+ネットという設定ではありません。 高圧洗浄で洗うと、隣接した家の壁、洗濯物等にその汚れた水しぶきが広範囲に飛散するため、ご迷惑をおかけいたします。 限られた範囲内で飛ばない箇所を高圧洗浄掛けます。 他は水洗い、金属たわし等でクリーニングします。 |
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2、下地調整・下地処理 下地のひび割れなどの修理を行います。 |
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3、下塗り(シーラー塗料) 屋根用塗料のシーラーを塗ります。 このシーラーの役目は、屋根表面とペンキが、くっ付きやすく、はがれにくくする屋根瓦とペンキの下地接着剤になります。 しっかりシーラーを塗って、長持ちさせるのに重要な作業になります。 (シリコンベスト強化シーラー使用) ※反応硬化形エポキシ樹脂を主体とした、住宅用化粧スレート屋根用の浸透固化タイプのシーラー。 劣化 が著しい住宅用化粧スレート屋根などの塗り替えに適用。 耐水性・耐アルカリ性に優れています。 |
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4、中塗り 屋根用塗料の中塗りを行います。 マリオでは全てシリコン樹脂塗料を使用しています。 フッソ塗料に次ぐ、耐久性のあるシリコン樹脂塗料になります。 (使用している 水性シリコンベスト塗料)
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5、上塗り 中塗り同様に上塗りを行います。 ペンキの2度塗りになります。 2回塗るということは、色むらをなくし、一番大事な 耐久性が強くなり長持ちいたします。 1度塗りと比較すると塗膜の耐久性は2〜3倍ほど高くなります。 |
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6、縁切り ペンキでくっ付いているカラーベストの重なる部分に隙間が無くなった箇所を縁切りします。 この目的は、毛細現象効果で、雨水が上に登るのを防ぐためです。 雨漏りの発生原因のひとつになります。 |
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7、完工 もう一度屋根全体を見渡して、塗りムラがないかをチェックします。 見落としがあるところはもう一度手直しいたします。 全部見渡して問題が無ければ完工となります。 お客様の同意を得て終了 完工となります。 |
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⇒高圧洗浄と塗料の選定が大切!
屋根のカラーベスト・軽量瓦・セメント瓦を塗装する時に最も気をつける事は、1、高圧洗浄の洗いです。
先ほど述べた屋根材は外壁材より塗膜の密着性が弱い事と、屋根は外壁よりも紫外線が多く当たるので、
剥離(ハクリ)がどうしても生じやすくなります。
その為、より密着性を高める為に、外壁の洗浄よりも高圧で、汚れや劣化した塗膜を完全に除去するような高圧洗浄が必要です!
又、使用する塗料も専用のものを使用する事が不可欠です。専用の塗料は、特殊に作られており、
今日ではシリコン系・フッソ系などで耐久性を持たしたものが主流となっています。
もし、完璧な高圧洗浄を行っても、使用する塗料が専用塗料でなければ剥離がおこる原因となります。