秋の花木・草花

フジバカマ

 キク科の多年草。河川敷の土手などに生えるという。万葉時代から親しまれる秋の七草の一つ。中国原産で、 奈良時代に渡来したといわれる。葉は表面に少し光沢があり、縁に鋭い鋸歯がある。下部の葉は深く三つに裂ける。

  複数の花が集まって一つのように見える頭花は、淡紅紫色で、茎の先に傘を広げたように付く。 名前は、よく知られているが、図鑑によると自生は極めて少ないようで、私は自生を見たことがない。 ことし懸命に探したが、見つからなかった。

 2002年9月22日、JAの園芸部で売っているのを見つけ、10月2日に約400円(消費税5%込み)で 購入。写真を写した。葉にカビが生えるところもヒヨドリバナに似ている。 クマリンが含まれていて、生渇きの葉はいいにおいがする、という。

 とりあえず、庭に一角に植えた。うまくいくかどうか分からないが、枯らさないようにして観察を続けて いきたい。最近になって知ったが、絶滅危惧種になっている。その後、ほかの店で180円と安かったため、 もう一株購入した。 ■花の拡大(2002年10月3日作成)(10月24日改)

 2003年は10月21日に咲いているのを確認した。一部の花しか開いていないので、まだ咲き始めて 間もない感じである。後で購入した種類だが、開花は昨年に比べ1ヵ月近く遅れているようだ。 (2003年10月21日追加)■サワヒヨドリ

 特に手入れはしていないが、年々増えており、繁殖力は弱くないようだ。2005年は10月19日現在で、 ほぼ満開の状態。この日の午後、アサギマダラが飛来したので写す。 しばらくの間、周辺を飛んだり、花にとまったりしていた。(2005年10月追加)

 2007年は、かなり増えた。咲き始めは、はっきりしないが、11月1日現在、数房がしぼんだが、 まだ満開状態。

 2008年10月22日、満開状態。午前中にアサギマダラ が飛来した。昨年は飛来が確認できなかった。

 2010年は、7、8ごろ、根に白いカビが付いて葉が枯れ、昨年まで増え続けたが、今年は 三分の一ぐらいに減った。10月17日、一株に咲き始めたのを確認。11月1日現在満開だが、 花数は、昨年に比べると激減した。30日、ほぼ終わる。今年は11月後半が暖かく、長持ちしたようだ。


©2002−2010 Yuusuke Niinomi

花木・草花コーナー
秋・冬の花木・草花
植物雑感