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ARSENIO REMEMBERED |
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Review |
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70年代のサルサ興隆に大きな役割を果たしたとされるアルセニオの遺産が、ニューヨーク・ラテン音楽シーンのなかでどのように引き継がれていったかを概観するために、原田尊志氏が選曲した日本独自編集によるトリビュート集。 ラリー・ハーロウ(FANIA SLP00404収録曲)やエディ・パルミエリといったサルサ誕生前夜のニューヨークでアルセニオ再評価の直接のきっかけをつくったひとたちの演奏はもちろんのこと、ティンバーレスの王様、ティト・プエンテやアルセニオとは対極にいそうなセリア・クルースの異色のカヴァーなど全16曲を収録。 個人的には、アルセニオの黒っぽさがよくあらわれているプエルト・リコのコルティーホによる'EL RELOJ DE PASTORA'と、初期の代表曲'BRUCA MANIGUA'をダンソーン風とアフロ風の、まったくおもむきのことなるのカヴァーを2曲収録したレイ・バレートなど、おもに前半部分がおもしろいと思う。アルバムの後半をしめるサルサ以降のカヴァーはみんな同じように聞こえて好きになれない。うまく選曲されたアルバムとは思うが、約70分間とおしで聴くのはちょっとツライかも‥‥。なお、71年にティコから"RECORDANDO A ARSENIO"というコンピレーションがリリースされており、収録曲は本盤と一部重複している。 |
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(9.7.01) |
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