World > Latin America > Caribe > Cuba | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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Artist | |||||||||||||||||||||||||||||||||
MARC RIBOT Y LOS CUBANOS POSTIZOS |
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Title | |||||||||||||||||||||||||||||||||
HE PROSTHETIC CUBANS |
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Review |
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元祖フェイク・ジャズ、ラウンジ・リザーズのギタリストだっただけあって、“マーク・リボーとにせキューバ人たち”と題されたグループによる本作は、いかがわしさに満ち満ちてすばらしい内容。アルセニオには真似できそうにない感情を抑制したジャズっぽいギターがかえって新鮮。50年代後半から60年代にかけての日本のラテン歌謡につうじるエキゾチックで淫靡なムードがある。12弦ギターから一部弦を取り除いて、トレスに近い音を再現した'COMO SE GOZA EN EL BARRIO'と'FIESTA EN EL SOLAR'は、本作の聴きどころのひとつである。 本作の成功の一因は選曲のよさである。40年代最盛期の作品は3曲にとどめ、おもにニューヨーク移住後のマイナーな作品を中心にとりあげているのはさすがである。なかでも、アルセニオのなかではもっともロックっぽいと評した"QUINDEMBO - AFRO MAGIC"からの'LOS TEENAGERS BAILAN CHANGUI'はオリジナルに匹敵するできだと思う。それにくらべ、'NO ME LLORES MAS'や'LA VIDA ES UN SUENO'といった40年代の有名曲の無残さはどうだ!ヘタクソな歌は余計だ。 参考までに収録曲7曲のオリジナルの所在を以下にあげておくので、聴きくらべてみてはいかが。 |
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(9.22.01) |
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