偏った測定機器(2)


目次

歪み率計・オーディオアナライザ 松定プレシジョン直流安定化電源(1)
長持ちしてるリーダー電子の2機種 100:1 オシロプローブ
オシロスコープ ワットチェッカーPlus
ファンクション・ジェネレーター 松定プレシジョン直流安定化電源(2)
LUX・KIT 菊水DC安定化電源(2)
テスター・その他指示計器 ***
スライダック ***
菊水DC安定化電源(1) ***
ACクランプメーター ***
メッチャ低歪み低周波発振器 ***


つづき

武末数馬先生のお言葉の「・・・・・・」を実現すべく、アンプ製作数をこなすよりも、コチラを重視した・・・その偏った指針の帰結かもしれない、その後も続く計測器の導入。特に菊水PMC電源導入で味を占めた、各種実験の心地よさが高じて・・・

項目が増えたのも当然の帰結ではあるが、ページを増やして・・・まだ増えるかもしれない(余生は減るんだぞ)アイテムに対応する。大丈夫か・・・オレ?


松定プレシジョン直流安定化電源(1)

201908xx〜

アマチュア向けのShop販売を見ないが、ヤフオク他中古市場で散見する(した)松定プレシジョン製品。届いた梱包状態での「軽さ」にビックリして、中身入ってるか〜?・・・ってな危惧を感じた。後調べで1kg未満と知る。

修理(自己/他者含め)をしてない菊水PMC160-0.4Aの代替目的でもあるが、小ささ軽さに目が向いたとも言えます。いや、ビックリ↑したんですモン。

PK-80Mテスト中 元現場技術者として、スイッチング電源回路に纏わるプチトラウマあり。嘲笑を避けたいので詳細は隠蔽。なお、スイッチング“電源装置”はコレがお初なので何も語れぬ。

画像の検索で、3種?の前面パネルヴァリエーションを見ます。操作/機能違いは感じるけど、トランスレス真空管のH点火用と割り切って、基本操作/性能以外は期待せず・・・オーザッパに使いましょ。

テキトーな負荷でテスト中の一台目。実は後述するスッタモンダから脱出しての撮影です。左の二台目は微妙に異なる機体でした。

裏は一般的な「IEC 60320 C14タイプ」のACインレットなのですが、軽くて細めで柔らかくないとコード側からの捻じれ外力などで本体が倒れるかも。本体のみの落札品なので、どんなACコードが付属してたのかは知らんけど・・・太くて硬くてゴツイ奴だったら笑っちゃうな。

便利です・・・ちゅうか、嵩張らなくて実験ベンチ上の占有ストレスが少ない。まだ最小桁でのUP/DOWN操作に甘んじててまだるっこしい感じだが、おいおい他の操作手順を見つけられる期待アリ。出力品質(Noiseだ)は未確認だが、タマのH点火では歪率測定に影響は出てない印象です。B/C電源用ではど〜なのやら。

20200326記:壊れた。前日までは、まだ未開示ネタのレス管(45V0.1A)のH点火に使用し、球個体のコンディションテストをしておりました。

今朝は初っ端から「OVP / E01」エラー表示で出力が遮断されます。う〜ん、法人相手だけの会社と伺うが、念のため同社HPの修理依頼ページを見たら・・・「※会社や所属団体ドメインのメールアドレスにてご登録をお願いします。弊社商品は、個人向けの商品ではございませんので、個人での登録やフリーメールでのご登録はご遠慮願います。」と。

20200703記:一台目のザマに思考停止のまま放置後、再び同じ出品者サマから2台目を落札するも、11V設定以上で同じく「OVP / E01」エラー・・・の憂き目に。取引メッセージで若干のアドバイスは頂けたものの、基本的には「メーカーに聞いて」スタンスの塩対応に凹む。

敷居が高そうな先入観を持ってメーカーにフリーダイアルしたら望外の神対応。「個人向け事業ではありません」スタンスは揺らがぬものの、工場出荷状態へのリセット方法をご教授いただきました。なぜか一度では回復しなかったが、数回の再試行ののちに復帰。一台目も同様の処置で回復・・・なにが絡んでいたのかは不明のままだが、要観察なれど実験再開に戻れます。二台目は無駄だったか・・・とは思わずに、実験領域を拡大できるのだ・・・と、半ば開き直りの理由付けで慰撫します。

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100:1 オシロプローブ

201910xx〜

必要か?・・・と問われると、返答に困るアイテム。1kV級の送信管を手掛けるならばと、無理筋の理由付けしましょう。

格安デジタルオシロだがDS-5102Bは重宝していて、目安程度の精度なのかもしれないRMS他の各種演算値など、本来は専用の指示計器が好ましいシーンにも多用してます。

岩通 SS-0170R/-0171R 時折ですが、出力段のプレート電圧波形の観測と“Vmax/Vmin”などを読んで、動作状態の把握・吟味考察・夢想妄想?を楽しんでおります。ただし・・・付属の10:1プローブ耐圧上限の600Vを超えた事もありました。

見なきゃイカン・・・とは言わぬが、見ておきたい偏った性分なので100:1プローブが欲しいッ。でも岩通純正となると、 SS-017xRでもン万円の世界。

ちなみにDS-5102B風情m(_ _)mでも、チャンと100:1プローブ対応の選択項目があります。なかったらこの項など書かぬ。

KKmoon P4100 安いのを、もっと安いのを・・・と探したら、Amazonでも売ってる「KKmoon P4100」やら「ACAMPTAR P4100」の〇.〇〇〇円モノを知る。2者の画像/スペックが同じなのに倍ほど価格が違うけど、詮索せンとこう。

最大入力:2KV動作電圧(Vp-p)の上限は、見たい「妄想場面」ではギリギリかと。

日置から100:1の「9666」プローブが出てるとも知り、ン万円台だが岩通の半額ほど。自社オシロ無いのに・・・と思いきや、「メモリーハイコーダー」と称するオシロ機能を含む、パワーエレクトロニクス(良くワカラン)向けの測定器用?・・・。なんだかソッチも欲しくなってきたぞよ・・・と、物欲は果てしない。

しばしの検索しまくり・・・の果てに。

日置の9666 後日その日置「9666」の中古出品アリ、落札。タマタマの情報漁りで覚えてたからだろう幸運?

岩通+日置の異社組みに不安が無いとは言い切れぬが、使用場面では1kHz以外の周波数を選ぶ予定は無い・・・と思ふ。なんだか頼りない運用指針・・・

4P55アンプにて 4P55シングルに使用してみました。ch1が二次8Ω負荷の出力波形、ch2が100:1プローブで見たプレート電圧波形です。Eb≒500V、Ibo≒100mA/RL=3.5kΩ負荷時からのオーザッパな予想ではebmax>800Vに至り、上限600V定格のプローブでは怖くて無理!な波形。

クリップ前・・・カットオフにも至っていない二次8Ω出力≒18W時ですが、ソレらしいebminとebmax値を実測出来ました。精度については考えず・・・数値を鵜呑みにする態度。

まだ恐る恐るの態ですが、1kV超えの波形も同様に見たくなる偏った思考。

やった見えた読めた・・・、ただそれだけの事。見て読んだ数値なりが、何かの糧になる・・・ンだかど〜だかは、今後の課題でしょうなあ。

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ワットチェッカーPlus

202006xx〜

必要か?・・・と問われると、返答に困るアイテム第二段。本来なら、道楽で消費する電力料金の把握用途が望ましい。本音はイマイチ上限数値に確信が持てない「VA表示」の産業用PTを、納得して使いたいが為に。で、そんな事が必要なのか?

DMMや、アナログ計器による1次AC電圧/電流値の測定は出来るが、単純なその掛け算=VA値(皮相電力っちゅうげなね)と解釈していいモノやら、自信が無い。技術者の端くれだった筈だが、無いものは無いッ!・・・。

ワットチェッカーPlus *** 情けないが、既製品の信頼性に寄り掛かる。皮相電力値直読が選定の肝。似た名前の「ワットモニター・・・」ナンタラには無い機能らしいのです。

←は、すぐ近くにあった「HAKKO・No.984」半田ごてを挿して。

どんな発熱体なのか知らぬが純抵抗体なのだろう、W=VA値。ただし固定抵抗器ぢゃないから、通電初期は多め。熱的に静定していないウチに撮影。

外光が差す環境下での撮影技術など全く無頓着なシロート。23VAを表示してる↑が・・・

電灯線電圧の監視用途だけでは勿体ないけど、そんな使い方に甘んじておりました。新作4P55シングルの工作終了〜手抜きの始末〜測定の最中にも使っていて、正直言や床面のコレを読むのは煩わしいなあ・・・などと可哀そうな言い草だが。

新作の電力 新作の電流 左は新作の電力。「177」と「178」表示の、変わり目の瞬間を捉えてしまったようだ。

右は電流を表示。以前見た記憶より増えてる?・・・

コレを読んで、何らかの吟味検討考察をする気は無いし・・・ただ読んだだけ。

新作の力率 新作の皮相電力 左は新作の力率、右は皮相電力を表示。

コレを読んで・・・以下同文。

えらく低い電灯線電圧 最後に撮影した電灯線電圧の低さに凹む。ワットチェッカーを上向きにしたかったので、今までとは違うコンセントから、長め?のアレに挿したから?・・・

コレを読んで・・・クドいけどかなり凹んだ。外光も暗くなって行くし・・・は、関係ないが。

武末先生の古い本(ラ技全書012A)では、さすがに電力?技術者らしく、アンプの消費電力の測定方法まで書かれてます。当時の有体な測定器なのでしょうか、「指示電力計(Indicating Wattmeter)」を使用。検索してみたら、古そうな計器画像と・・・イマドキっぽいデジタル表示のが出てきました。弱電技術者だった儂には縁が薄かったのです。さて、この計測技研製ワットチェッカーPlusの精度とゆーか信頼性?はイカ程のモノだろうか。

次の使用事例は、多分本命用途のZ-05×2電源プラスのテスト。その次は・・・もう無い!?・・・

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松定プレシジョン直流安定化電源(2)

202003xx〜

PK-80Mの二台は嵩張らなくて好感。タマタマだろうか過日、PK-80Lを発見し落札。そして更に・・・

PK-80LとPK-80H 電源装置ばっかし集めてどーすんのー・・・てな突っ込みには、返す言葉が御座いません。まあその〜・・・この小型軽量さに魅せられちゃってるのかも知れません。

左は、まだ開示を避けたい「6.3V6.3A」球を点灯中のPK-80L。球のソケット部で6.3V設定してるから本機表示部は高め。この球とPK-80Lは同時期の入手なのは・・・縁モノ?

右は、コレも新調のPK-80Hで疑似負荷(390Ω×8直列)に給電中。キリが良い?300V実験には頃合いの、上限320V定格(なぜ310V設定で撮影?)が嬉しい。

先行したPK-80M二台も各種実験のB/C電源に使用し、今ンとこ妙な雑音云々の不都合を感じません。Noise撒き散らしの先入観は誤りであったか・・・

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菊水DC安定化電源(2)

202101xx〜

必要か?・・・と問われると、これもいささか・・・以下ホニャララ。一介のアマチュアには宝の持ち腐れになるかも知れぬ、大規模電源装置。ただし、このシリーズでは最小容量の「菊水PWR400H」ですが。

菊水PWR400H 650Vmaxでも0.615Aまで供給できる・・・と書いてあるが、正直言えば、1000V超が欲しいんだけど・・・そんなのは多分・・・更に巨大で超高額だろう予感(調べてもいないし、無いかも)がします。

調べまくったのではないけど、このクラスで前面にも出力端子があるのも選定理由の一つ。後ろのゴツイ端子に、弱電技術者だったワタクシめは引いてしまいます。

←は勝手に引用した出品画像から。ゴツイ背面端子に定格出力の負荷が接続されたンだろうと信じる一枚。その負荷や配線は写ってません。

菊水PMC500-0.1Aは、今後高出力電圧ブースター用の電源に使われる機会が増える(かもしれない)ので、後釜的な存在価値もありましょう。しかし・・持て余し気味の定格なので、フッターマンH3クラスの単電源OTL実験くらいをやりたくなる妄想。

使用中だが写ってない 新作4P55シングルの、「手抜きの後始末」中の画像。写っていませんが使用中。

4P55単管シングル動作は終了したので、もうタマの大振幅出力電流は無い段階なのに、まだバイパス?緩衝目的?のLCRを介すチョンボ実験。ケミコンの充電電流が、本機のCCモード設定値上限に絡むスロー起動やら、CHなのかOPTなのか・・・インダクタンスが醸し出してたみたいなリンギング収束波形がソコココに見えて、懸案だったON/OFFNoiseの実態が掴めなかった醜態実験。取扱説明書無しは納得してるけど、こーゆー事書いてあンのか?・・・

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