夏の花木・草花

キツネノカミソリ

 ヒガンバナ科の多年草。ヒガンバナ科ヒガンバナ属(Lycoris)の日本にある六種類の一つ。 キツネノカミソリとは実に妙な名前である。牧野富太郎著の「植物一日一題」によると、狭長な葉の 形に基づいた名、とある。似たのにオオキツネノカミソリがある。 ヒガンバナも狭長な葉を持っており、キツネノカミソリと呼ぶところがあるという。

 キツネノカミソリを見るため、2002年8月2日に愛知県足助町のカタクリ自生地を訪れた。初めて見る 花は黄赤色だが、濃い薄いがある。黄色の強いのから赤色の強いのまである。あまり見られない花だが、 カタクリと相性がいいのか、いたるところで群落をつくっている。写真は訪問先の足助町で同日写す。 (2002年8月2日公開)
■ナツズイセン ■シロバナマンジュシャゲ■ショウキラン


©2002 Yuusuke Niinomi

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