肝炎 | 肝炎は、流行性肝炎、血清肝炎、慢性肝炎など区別されていますが、患者の体の状態と症状によって生薬を選定します。特有の症状は少なく、食欲不振、全身倦怠、更に黄疸、肝腫大などが現れます。 カワラヨモギ、ゴオウ、シジミ、デンサンシチ、フジバカマなど |
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胆石症、胆嚢炎 | 胆石症は、胆嚢又は胆管に石ができる病気で このために発作性の激しい腹痛を起こすことが多々あります。石があっても痛みがないこともあり、疼痛のあとで黄疸のあらわれることもあります。 ウラジロガシ、アメガシワ、クマヤナギ、キランソウなど |
便秘 | 便秘は、腸管の狭窄、麻痺、巨大結腸、長結腸、隣接臓器の腸管の圧迫などによって起こり、また腸管の弛緩によるもの、腸管のけいれんによるものがあります。 センナ、アロエ、ケツメイシ、ゲンノショウコ、ドクダミ、トウゴマ、ノイバラ、アサ、コンブ など |
高血圧 | 高血圧には、血圧が高いことが病気である本態性高血圧と、他の病気(腎炎、バセドウ氏病)があってその病気のために血圧が高くなっているものとがあります。 エンジュ、柿の葉、ドクダミ、カギカズラ、ケツメイシ、クコ、コンブ、キランソウ、ナズナ、シュロ など |
低血圧 | 低血圧は高血圧と違って心配するほどのことはない病気です。しかし疲れ易く、倦怠感が残り、頭痛、めまいが起こり、本人にとっては苦しいものです。 イカリソウ、ウコギ、オタネニンジンなど |
神経痛、リウマチ | オオツヅラフジ、イノコズチ、ハトムギ、マタタビ、オタネニンジン、ヤクモソウなど |
不眠症 | 漢方では、今日の睡眠薬に相当するものはありません。全身の不調を整えることによって自然に眠れるようにします。 サンソウニン、イカリソウ、ウコギなど |
腎炎、ネフローゼ | 正常な腎臓は、血液を濾過・再吸収し、血液中の不要老廃物を腎孟に向けて送り出す働きをしています。この機能に異常が起こる(生体内のアレルギー反応)とむくみ、タンパク尿を伴う糸球体腎炎、ネフローゼなどとして発病します。 キササゲ、ナンバの毛、カキドオシ、アララギ、オオバコ、チガヤ、トクサ、アケビ、キュウリ、ヒトツバ、クワ、ベニサラサなど |
膀胱炎 | 膀胱炎は、婦人に多くみられ、膀胱が細菌に侵されて起こることがしばしばあります。 ウワウルシ、ウツボグサ、オオバコ、アケビ、カタツムリ、ドクダミ、イチヤクソウ、カキ(柿)など |
糖尿病 | 糖尿病のことを昔は消渇ともいいました。消渇とは、喉が渇く病気のことです。 アララギ、カキドオシ、タラノキ、フジバカマ、クコ、アマチャなど |
血の道症 | 血の道症は、婦人特有の一種の神経症で、婦人の更年期障害なども、この中に含まれます。 サフラン、ベニバナ、イノコズチ、ハトムギ、ハコベ、アケビ、ヨモギなど |
乳腺炎、乳腺症 | 乳腺炎には母乳がたまり、乳腺がはれて痛むものと化膿菌のため乳房の組織が犯されるものがあります。乳房に硬いしこりができて痛んだり、時には発熱します。 メハジキ、クララ、クチナシなど |
不妊症 | 不妊症で原因のはっきりしているものは、それを治療すべきですが、西洋・東洋の両医学を併用することで受胎の確率を高めます。 サフラン、ベニバナ、イノコズチ、ハトムギ、ハコベ、アケビ、ヨモギなど |
ニキビ | 俗にニキビと呼ばれる面庖は、青春期の発育盛りに皮脂の分秘物が多くなることによって起こります。胃腸障害や便秘などはその誘因となります。 ドクダミ、ヨクイニン、モモの葉など |
痔核(イボ痔) | イボ痔は、痔静脈が拡張して起こったもので、あまり大きくならないものや、新しいものは内服薬が有効です。 エンジュ、ヨモギ、ドクダミ、カンゾウなど |
湿疹、皮膚炎 | 湿疹や皮膚炎を漢方で改善する場合は患部の状態と全身の状態とあわせて漢方薬を選択します。 ドクダミ、サクラ、キハダ、アカメガシワ、スイカズラなど |
水虫 | 俗に水虫とよばれる汗庖状白せんは、一種のカビによって起こる皮膚病で、手、足にできます。漢方では、水虫の治療に内服薬を主とし、外用を補助としています。 キハダ、クララ、サクラ、トチノキ、ケツメイシなど |
気管支ぜんそく | ぜんそくとよばれている病気に、気管支ぜんそくと、心臓ぜんそくがあり、後者のほうは重い病気です。 ナンテン、アンズ、キカラスウリなど |
蓄膿症 | 鼻腔の周囲の骨の中にある大小の空洞(副鼻腔)に膿のたまる病気で、黄あるいは青色を帯びた膿汁が出て、鼻閉塞、頭痛などを訴え、記憶力が減退し、精神が沈みがちになります。 ドクダミ、オナモミ、ヨクイニンなど |
胃炎、胃下垂症、 胃アトニー、胃潰瘍など |
センブリ、ゲンノショウコ、ニガキ、ヒキオコシ、キハダ、オウレン、カンゾウ、クコ、ハブソウ、ケツメイシ、オタネニンジン、イワジシャ、ハマチシャ、アマチャなど |
滋養強壮、疲労回復 | イカリソウ、クコ、マムシの蒸し焼き、オタネニンジン、カシュウ、ジョテイシ、ウコギ、マタタビ、サフラン、ヒシノミ、五八霜など |
虚弱児 | 滲出性体質、胸腺リンパ体質、神経関節炎体質など イチョウ、ウコギ、カキドオシ、ユキノシタなど |
しゃっくり | しゃっくりは、横隔膜のけいれんによって起こり、健康な人に突然起こることもあれば、ときに病的なものもあります。 柿のヘタ、チョウジ、ショウガ、ゴシュユなど |
肥満 | 肥満は、糖尿病や動脈硬化などの原因となり、最近では低年齢化する傾向にあります。 アロエ、ケツメイシ、ヨクイニン、ドクダミ、カキドオシなど |
夜尿症 | 夜間眠っている間の他、昼間もれることもあります。夜尿症は、体質と夜尿の状態によって異なります。 イチョウ、カマキリ、蜂の巣、ダイコンソウなど |
頭痛 | 頭痛は、いろいろの病気に見られる症状なので、その状態と全身の症状を考え合わせて改善します。 アケビ、カギカズラ、バショウ、ハッカ、ハマスゲなど |
めまい | めまいは、平衡感覚の障害であって、迷路小脳系の刺激によって起こるめまいは一定の方向に向かって回転しますが、俗に立ちくらみといって一定の方向に回転しないでただふらつくものも、一般にめまいと呼んでいます。 オケラ、カギカズラ、サジオモダカなど |
口内炎 | 口内炎でよくみられるアフタ性口内炎は、舌や唇などに小さな潰瘍ができます。これをたびたび繰り返してなかなか完治しないものもあります。 オウレン、カンゾウ、キハダ、クララ、サンズコンなど |
円形脱毛症 | 突然円形に脱毛し、周囲の毛も抜け易く悪性のものは手掌大から頭部全体に及び更に眉毛、わき毛、陰毛に及ぶこともあります。原因は不明ですが、感染の心配はありません。 トウガラシ、センブリ、クララなど |
二日酔い | 二日酔いは、アルコールを体内で分解しきれず、アセトアルデヒドが残留している状態です。 吐き気、嘔吐をを繰り返し、頭が重い、食欲不振なを訴える。 センブリ、キハダ、ゲンノショウコ、ショウガ、クズなど |