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(ミネラル) | |||||||||||||||
■ 肌の調子を整える陰の功労者ミネラル(ミネラル) 効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 体内には微量にしか存在しないけれど、細胞の活性化や代謝の促進、機能の調整など、あらゆる面で健康をバックアップする栄養素。20種類以上あるミネラルには、それぞれ違った作用があり、所要量にも差があります。最近は、ナトリウム(塩分)の摂り過ぎが問題に。 特徴・性質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 食品の精製や加工で失われる率が高く。しかも、体内に吸収されにくい。 とくに摂るべき人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ミネラルの種類によって違います。それぞれのミネラルの項目を読んで、不足していそうなものを意識して補給。 亜鉛 (肌の新陳代謝の促進に) ![]() 肌のかさつきやくすみ、胃腸障害による吹き出物も防ぎます。 <豊富に含まれる食材> カキ、牛肉、豚レバー、うなぎ蒲焼き、ホタテ貝など。 銅 (コラーゲンの生成に) ![]() 生成に役立ちます。また、過酸化脂質を分解します。 <豊富に含まれる食材> カキ、牛レバー、カシューナッツ、納豆、マッシュルームなど。 鉄 (貧血予防に) ![]() 貧血気味で顔色の優れない人は特に積極的に摂りたいミネラルです。 <豊富に含まれる食材> レバー各種、干しひじき、こうや豆腐、ほうれん草など。 ミネラルはからだの5%を占める必須元素 もともと体内に存在し、からだの機能を調整しながらベストの状態を保つ為、ミネラル(無機質)は欠かせない栄養素です。ここで取り上げたのは7種類ですが、実際には20種類以上ものミネラルがそれぞれ異なる働きをしており、どれ一つ欠かせません。1日の所要量は、カルシウムを除いてどれもごく微量ですが、それでも慢性不足気味なのが実状。ミネラルは食品の精製や加工の段階で失われやすく、しかも、体内に吸収されにくい性質のものが多いのがその理由です。とはいえ、逆に、過剰症の症状も表れやすいので、錠剤などで足りない分を補給するのはちょっと考えもの。食生活の改善でバランスをとっていくのが、やはり得策といえるでしょう。 カルシウムの吸収をほうれん草が阻害? ほうれん草に含まれるしゅう酸や豆類や穀類に含まれるフィチン酸、食物繊維は、カルシウムの吸収を阻害します。そこで、カルシウムの吸収が良い乳製品を積極的に摂り、カルシウムの吸収を助ける効果のあるビタミンDを含んだ食品も加えてメニュー作成を。 セレン(くすみや脂っぽさの解消に) ![]() <豊富に含まれる食材> わかさぎ、かれい、ホタテ貝、ネギ、ビールなど カルシウム(肌の血行促進に) ![]() タンパク質を摂り過ぎた時は十分な補給が必要。 <豊富に含まれる食材> わかさぎ、煮干し、ヨーグルト、牛乳、チーズ、小松菜など。 マンガン(活性酸素の抑制に) ![]() インスタント食品の食べ過ぎなどで、肌荒れしがちな人に必須の成分です。 <豊富に含まれる食材> 玄米、大豆、アーモンド、抹茶、カキなど。 カリウム(むくみ予防に) ![]() の排泄をうながします。塩分を摂り過ぎた時のむくみ解消に。 <豊富に含まれる食材> ドライフルーツ、トマトジュース、アボガド、バナナなど。 嗜好品や加工食品がミネラル欠乏の原因? コーヒー、お酒、甘いものを好んで口にする人は、カリウム不足になりやすいとか。また、コーヒー、紅茶、緑茶好きは、鉄不足気味。嗜好品に好まれる成分には、ミネラルの吸収を阻害するものが多いのです。せっかくミネラルウオーターでお茶を入れても、カリウムやカルシウムが損なわれては本末転倒。絶対口にしないというほど神経質になる必要はありませんが、多量に飲食するのは控えたいもの。また、食品の加工の段階で多くのミネラルが失われます。つまり、加工食品やインスタント食品を多く取る人は、ミネラル不足の可能性高。しかも、加工によって逆に増えるナトリウムとリンの2つに関しては、摂り過ぎによる弊害もクローズアップされています。 女性と『鉄』は切っても切れない仲 女性に多い貧血の原因は主に鉄不足。毎月月経で血液を失う為、意識して十分に鉄の補給をする必要があります。鉄は吸収率が8%前後とミネラルの中でも非常に低く、所要量の10倍くらいの量を摂取してようやく足りるのです。普段からせっせっと鉄の貯蓄を。 ”ミネラルバランスの崩れ”の肌への悪影響は? ここに取り上げた以外にも、重要な働きをするミネラルはたくさんあります。たとえば、ナトリウム細胞内外の水分量はナトリウムとカリウムのバランスで正常に保たれています。過剰摂取は問題ですが、摂らないと肌のうるおいに影響が。また、不足しがちなカルシウムの働きを助ける為に欠かせないのがマグネシウム、摂り過ぎると働きを妨げてしまうのがリンです。この3つのバランスが崩れると、肌へのカルシウムの貢献度が低くなってしまいます。さらに、ここで取り上げた鉄と銅も同時に摂取しないとそれぞれの働きが効果的に発揮できません。つまり、どのミネラルが少なくても、逆に多すぎても、肌になんらかのトラブルが起こることは必至です。 |